アンリセット#10 揺れる心の声

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(前回のあらすじ)
「今日感じたエネルギーを、あなたを卑屈にする原因に換えないでください」
ーー入力したこの言葉でAIが物語を展開。
発言できず縮こまる一莉のような人に、秋山が言葉を投げかける。すごい人に囲まれても自分を否定しないでほしいと。

(本編)
一莉は夜の静けさの中、精霊の存在を改めて意識した。
「本当に、君はいるの?」と問いかける。
精霊は何も答えず、ただ寄り添っているだけだった。
いや、側を離れていたけど自分から呼び戻したかもしれない。
なぜ精霊と自分から呼んで、頼るのか分からない。
違和感を抱えてる。
それでも一莉は自分の心の中に問いを立てた。
「どうしたら前に進めるの?」
その問いは、自然と精霊への言葉の要求へと繋がっていく。
精霊は何時でも前向きな言葉をかける存在と感じる。
静かな夜に、一莉はそっと呟いた。
「ねぇ、私に言葉をください」
静かに息を潜め、次の瞬間を待っている。
精霊がそっと伝えた。

「今までの言の葉も、何もしないと枯れるので、拾ったり育ててください」

一莉はその言葉を胸に留める。
肩書き、コンセプト、誰かのひと言。
ずっと聞き流していた短い言葉たちが、
今になって意味を持ち始めている気がした。
「全部、言葉だったんだ」
自分を揺らした何気ない一行を思い出しながら、
一莉は、今度は自分で拾ってみようと決めた。
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