私はとてもよく寝る。
子どもの頃からとてもよく寝る。
なので
「寝ないで頑張ることが美徳」みたいな風潮があった頃
徹夜なんてどうしたってできないので
私は根性がないダメなやつなんだと思っていた。
◾️HSPって何?
もうこれだけ世の中に情報が溢れていれば
ここに辿り着いてこれを読んでくれている人はすでに知っているかと思うのだけど
改めて定義を確認しておくと
HSP=Highly Sensitive Person とても敏感な人
D:Depth of processing 処理の深さ
O:Overstimulation 刺激に敏感
E:Empathy and emotional responsiveness 情緒的反応
S:sensitivity to subtleties 些細なことにも気づく
この4つ全ての特性を持っている
よって環境感受性が高い(環境からの影響を受けやすい)
のが、HSPさん。
◾️HSPの弱さ
「HSP=弱い」だけではないと私も思うし
HSPの特性が強みになることももちろんあるけども
だからといって
「HSPが弱くない」とは
私はならないと思っている。
だって、環境によってマジでめっちゃ弱いよ。
・香水の匂いがきつい人が隣にきたらすぐに気持ち悪くなれる
・賑やかな社内では目の前のスタッフの話が全く耳に入ってこなくて一生懸命聞こうとして疲れる
・突然の大きい音にこの世の終わりくらいビクッとして疲れる
・飲んだらお腹が痛くなるペットボトル飲料があるので選択に命懸け
・お手頃価格のチェーン店もお腹が痛くなる確率が高いのでトイレに行ける安心の確保が最優先
・見られながらする作業だとどう思われるのかばかりに気を取られポンコツっぷりがひどい
・人前で何かを話さなくてはならない場面では頭が真っ白になる
・「で、どう思った?」という、何が求められているのか曖昧すぎる質問に答えられず空白の時が生まれる
・自分の発した言葉があとになって気になり「大丈夫だったかな?」とずっと心配してしまうので気持ちが落ち着かない
・人に言われた言葉がずっと引っかかって裏の裏まで考えてしまい挙動不審になる
・大人になっても、“暑い、寒い、空腹、眠気、痛い”などの内側の不快感に1ミリも耐えられない
書き出したらいっぱいあった…
そう
私たちは「時と場合によってめっちゃ弱い」
それは、人より刺激を敏感に感じとるから。
多くの人が「1」と感じる刺激も
私たちHSPは「100」だと感じていると思っていい。
受け取る刺激量の多さから
身体や神経、脳の回復に睡眠を多く必要とするのだ。
◾️同じにできない自分を否定する
自分の特性を知らず
この違和感が何だかもわからず過ごしている子ども時代に
みんなと同じように過ごせず
みんなと同じようにできず
ことあるごとに傷つき
悲しさと苦しさと絶望が積み重なっていき
「できない自分がダメなんだ」
「弱い私がいけないんだ」
「私の頭がおかしいんだ」
と、自分を責め続けた私がどうなったかというと
「こんなことがあと何十年も続くとか耐えられない!気が狂う!」
と思い、20歳で人生を終えようと決意したのは14歳の時。
(とはいえ、今これを書いてるということは…ですよ(笑))
それくらい
“同じにできない”
“違和感を感じ続けながら生活をする”
ことによって
「できない自分がダメなんだ」
「弱い私がいけないんだ」
「私の頭がおかしいんだ」
と思い続けてしまうことがいかに危ないことなのかわかる。
◾️HSPを正しく知る
HSPだとわかって私は
「生きてていいんだ」
と初めて思えて
そこから世界がカラフルになった。
(比喩ではなく実際に、その日の帰り道の景色が来る時と違う色に見えていた)
「弱い私がいけないんだ」と自分を責めて
生きることに絶望したあの日の自分に
HSPを正しく知って
HSPである自分を正しく知って
HSPである自分のケアの方法を正しく知ることで
弱さだけじゃない
HSPを活かしながら
心地よく毎日を暮らすことで見つけていける
好きな自分になって幸せに暮らす毎日
これを少しづつ手にしている。
私は今でもよく寝る
それはHSPが環境から受ける刺激に影響されやすいことによる回復のための時間。
刺激を受けた身体や神経、脳を回復させるための時間。
「HSP=弱い」ではないけど
HSPは「時と場合によってめっちゃ弱い」
刺激を受けすぎたと身体や神経、脳が感じていたら
どうか自分を責めずにたくさん寝てほしい。
それは必要な時間。
自分を責めないことからはじめよう。
「弱い私がいけないんだ」と自分を責め続けて
生きることに絶望した14歳の少女だった私も
変われている。