自分の力で思考し選択するということ。
昔から、答えが限定されていない問いが好きだった。かっちり答えのある数学も、義務教育期間は9年間は学校へ通うべきだなんて考えも、「何でそうなの?誰が決めたの?」「何でそう決めつけられなきゃならないの?」と、生意気に心の中で意見していた。その一方で、答えが限定されていない文学や音楽、芸術には心惹かれた。「あなたがどう捉え、どう考えるかは自由。」「好きなように感じなさい。」そう言われているようで、そして自分の生き方やセンスが試されているようで、ちょっとドキドキした。そんな、ちょっと心がドキッとする体験を、大人になった今でも追い続けたい。それが自分の本質なのだと最近感じる。そして、こう思うのは自分だけではないんじゃないか?周りにももしかしたら、無数の中から選び取る自分のセンスを試してみたい、それを選択するという新しい自分に出会ってみたい、そんなトキメキを持っている人がいるのではないか?そう思う。何でも限定して「これはこう。こういう時はこうすべき。」と限定するのではなく、一定の枠は定めつつも「それじゃあここから、あなたならどうする?」と委ねてみるというのも、大切なのかもしれない。自分自身で選んだうえで決める。周りからの要望にまるっと従うのではなく。自分の力で考え、何を選択するか自分に指示するということは、大人としてこの世の中で生きていくために大切なのではないだろうか。仕事などで、たとえ外部からの指示を受けるという場合でも、いったん自分の中で咀嚼し、改めてそれを自ら「選び取る」ようなプロセスをつくること。そこに自分の意思を入れること。自分のリーダーは、あくまで自分。決めたことに責任を持つた
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