占ってみた 中国による黒鉛の輸出制限措置で世界のEV市場は混乱するか
こんにちは南仙台の父(hrperficio)です。今回は中国による黒鉛の輸出制限、事実上の禁輸措置を取り上げました。黒鉛は電池の負極素材として使われており、普段使っている乾電池にも幅広く使われています。鉛筆の芯の材料としても知られる炭素による素材です。中国政府は黒鉛の輸出制限を課しました。これはEVを中心とした電動自動車産業にとっては大きな課題です。積載電池には黒鉛が必ず必要で、これがなければ電池の生産ができません。黒鉛の最大の輸出国である中国は自国優先の対応と中国を締め出しつつある欧州を中心とした国々への経済圧力を目的に措置を決めました。現時点では大きな混乱は見せていませんが、今後は中国以外への調達を目的にした動きや備蓄などによる一時対応も課題になります。さて、今回の中国の意図する制限で世界のEV市場は混乱するのでしょうか。写真は鑑定の結果となります。左側が結果、右側が環境条件となります。まず結果ですが、魔術師のカードの逆位置が出ています。魔術師のカードの逆位置は混迷や裏切り、空回りや消極性、優柔不断や無気力といった意味があります。中国以外への調達先切替だけでなく、EVを中心とした動きを鈍化させて化石燃料系の自動車生産継続、更には水素を燃料とする自動車へのシフトなど、国によって違いはある中で、従来の流れとは違った動きを見せていくことになります。米国は化石燃料を中心とした方向に向かっていくことになり、欧州では国によっては中国への懐柔姿勢を見せて調達確保に動く国・企業も出てきます。日本も水素などへの技術シフトなどの動きが出てくるでしょう。いずれにしても中国にとっても得にもならず、
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