占ってみた 人民元は国際取引通貨として信用を得られるか

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こんにちは南仙台の父(hrperficio)です。
今回は政治だけでなく経済面でも地位を固めつつある中国の話題です。
最近は中東での原油取引きで人民元での決済を進める動きを見せ、一部で
実現させています。
中国としては今後の米中関係の厳しさも踏まえて、人民元での決済で貿易
を行うことは大きな力となります。
ただ、中国国内の問題だけでなく、世界的な経済の不透明な状況もあって
、人民元の足下も盤石とは決していえない実態もあります。
さて、人民元は中国共産党の思う通り、国際取引通貨としての信用を得る
ことはできるのでしょうか。

写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。

まず結果ですが、愚者のカードの逆位置が出ています。
愚者のカードの逆位置は軽率やわがまま、焦りや消極的、無責任や愚行、
極端や無計画といった意味があります。
結果を考えると国際取引通貨として人民元が確固たる地位を得ることは難
しいといわざるを得ません。
背景には信用に応えるだけの経済背景に乏しいこともありますが、一番大
きな問題となるのは中国共産党の独断で経済運営がなされるところも大き
いと感じます。
信用の透明性や連続性といった、信用の基本となる安全性が乏しく、米ド
ルと同じ機能を果たせるだけの力はまったくないといわざるを得ません。
特に信用不安が生じた場合や今後起こり得る更なる紛争などのマイナス要
素は人民元には大きな不安材料です。
一部の国や地域では目先の経済利益を追うところもありますので、人民元
による決済が全く機能しないわけではありません。
ただ、重要な決裁についてはユーロや円などと同様に、補助的な位置付け
の価値として扱われるのが実情になります。
国際的な信用は一つの指標に限定されることが原則となるからです。

次に環境条件ですが、女教皇のカードの逆位置が出ています。
女教皇のカードの逆位置は悲観や無気力、無神経や現実逃避、疑心暗鬼や
冷淡といった意味があります。
中国が非現実的な考え方や政策に走ることは人民元にとって不利となるば
かりでなく、中国が米国と同様な露骨な自国誘導に走ればより厳しい状況
になるでしょう。
少なくとも、人民元がユーロ並みの基準まで規制を解放すれば別ですが、
そうでない限りは信用を高めるまでには至らず、中国のローカル取引きに
のみ使われるといった形にならざるを得ず、相手方も米ドルとの交換が可
能な限りにおいてという条件にならざるを得ません。
中国が自国主義を強めれば強めるほど人民元の信用性は下がるだけで、今
の政策が継続される限りは難しいのが実態でしょう。
中国は人民元を基軸とする貿易に拘るのもリスクが高まります。
それは人民元を紙屑にしてしまう経済リスクともなり得ます。
通貨を実力とは関係なく刷れば、いずれ厳しい結果を招くことになります。
いずれにしても、米ドル一強は意味のない一強ではなく、経済システムと
しての大きな指標である以上は、それを超える透明・開放性を提示できな
ければなりません。
女教皇のカードが示す理性や知性はそんな姿がない限りは人民元がメイン
となることはあり得ないことを示しているといえます。
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