占ってみた 国際的に原油価格は再び下落してしまうか

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占い
こんにちは南仙台の父(hrperficio)です。
今回はOPECプラスの意向で原油価格上昇を狙った原油生産の減産が決まり
ました。
サウジアラビアを主導にロシア支援の目的も含めた動きと見られています。
国際的なインフレや金利引き上げによる緊縮施策もあって、国際的な景気減
退の方向に向かおうとする中で原油価格の引き上げに繋がる減産に懸念を示
す動きもあります。
また、国際情勢の不安定化や気候変動の影響でエネルギー不足による不安も
生じています。
こうした中で産油国の思惑通りに事が運ぶのか、それとも景気後退の影響の
方が顕著になって、原油価格は下落方向に向かっていくのか、今回は景気の
動向との相関性について占ってみました。

写真は占いの結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。

まず結果ですが、悪魔のカードの正位置が出ています。
悪魔のカードの正位置は、裏切りや堕落、束縛や誘惑、悪循環や憎悪、恨み
や怒り、破滅や暴力、不健全や因縁といった意味があります。
結果はかなり複雑な状況になりますが、産油国にも輸入消費国にとっても不
幸な状況となることを暗示しています。
悪魔のカードは心理的な悪い影響・状況を表すカードです。
産油国側も輸入消費国側も一枚岩ではありません。
景気減退する中では原油消費は更に落ち込んでいくことになります。
中国でも国内外での設備投資や建設投資はかなり落ち込むことになります。
そうした中では原油消費は増えることはありません。
ただ、一方で気候変動による燃料消費、紛争・戦争による燃料消費は増加し
ていきますので、歪な消費構造となって経済力の弱い国や地域にしわ寄せが
行く構造が更に強まります。
各国の思惑通りには進まず、それぞれの思惑もあって国際的な不信感や不満
が更に鬱積してしまうことになるでしょう。
ロシアは輸出を増やす戦略に動いて、個別に協定を破る国も多く出てきます
が、こうした動きは価格を下げる方向にしかならず、ロシアは思ったように
戦費調達ができなくなっていきます。
自分たちに有利に進めようと思ったことがうまくいかなくなります。
こうしたことも更に国際的な経済面での不信感を増大させる素になりそうな
感じです。

次に環境条件ですが、教皇のカードの逆位置が出ています。
教皇のカードの逆位置は、保守や頑固、束縛や躊躇、不信感や独りよがり、
逃避や虚栄心といった意味があります。
本来の教皇のカード自体が法や秩序といった意味合いですから、こうした方
向に反する行為をすれば自ずとその振る舞いに返ってくることを暗示してい
ます。
当たり前の話ですが、あまりにも身勝手な行動に走っている訳ですから、こ
うしたことを止めれば良いだけでしょう。
しかし、残念なことにこれを止めることはできません。
現在は従来のような米露、米中の対立で国際関係が出来上がっている訳では
なく、サウジアラビアやイラン、インドやブラジル、トルコなどの地域大国
が経済的な力を持っており、こうした国々は資源を持っていることが多いの
が実情です。
中国やロシア、米国に対してもべったりの状態ではありませんし、各々の国
が地域大国同士の対立軸も持っています。
こうした複雑化している国際情勢を考えると簡単に自国の方針を変えること
も難しくなっています。
現時点では原油価格が大きく変動する要素があり過ぎて、産油国自身も自分
たちに有利なコントロールができなくなっています。
価格が上がることで代替燃料との差が縮まってしまいます。
こうしたことで産油国の思惑通りには進まず、影響は経済的に弱い国々だけ
が大きく被る結果となるでしょう。
日本も経済的に弱まっていて、ドルをムダに消費しているようではこの先は
覚束なくなっていきます。
経済指標はドルを基準で考えるのであればドル基点で見なければなりません
が、都合の良い捉え方をするために円基点で見ていると大変な失敗になるこ
とは言うまでもありません。
原油だけでなく全てのエネルギー資源を海外から賄う日本にとっては更に厳
しい結果も待ち受ける可能性があります。
現時点では大きな心配はありませんが、日本にとっては多角的なエネルギー
構造を取ってリスク分散させる意外に道はないと考えるべきでしょう。
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