「くだらない」話ほど…
こんにちは。今回は「記憶」について書きます。なにも、記憶のメカニズムとか、そのような難しい話ではありません。昔話に花が咲くと同級生の友人と昔話をすると、必ず他の同級生の話になります。「〇○君は△△と呼ばれてた」とか「□□ちゃんにイジられた」というような、思い出話が次々と出てきます。また、同級生共通の話となると、修学旅行、運動会、音楽会…話のネタは尽きることはありません。酒の肴に、昔話。つまみ以上の「つまみ」といえるでしょう。だが、記憶については人によってさまざまで、また記憶にもズレがあります。それは仕方がありません。同級生といえども、同じ時間に違う経験をしていることに加え、思い入れや成功体験の数等、記憶の違いに大きく影響しているのではないか、と思います。その中で、誰に聞いても、私がいちばん昔の記憶が多いようです。勉強法の本を書いているから、記憶力がいい、という訳ではありません。勉強については、なかなか記憶ができなかったからこそ苦労し、意識的に記憶が定着できる勉強法を探した、というのが正直なところです。では、なぜ昔の記憶が多いのか。それは、「くだらない」ことばかり覚えている、からと思います。「『くだらない』なんて、決めつけなくても」とお思いの方もいるでしょう。いえいえ、ここでいう「くだらない」とは、無意識に、覚えるつもりがなくても覚えている記憶、という意味です。つまり、覚えようとして覚えている訳ではなく、また、何かの役に立てるために覚えている訳でもない、ということです。先ほどの、「〇○君は△△と呼ばれてた」とか「□□ちゃんにイジられた」という記憶は、覚えようと思ったことはありませ
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