【ままにならぬが人生 認知の歪み⑪】
メンタルヘルス不調の人が悪循環に陥る
ネガティブな思考の癖にアプローチする
認知再構成法とは、過度にネガティブな
気分・感情や不適応的行動と結びついた
認知(自動的な思考やイメージ)を同定
して様々な視点からその認知を検討する
ことによって代わりとなる新たな認知を
自分で再構成するための技法なのである。
認知の構造としては、ある特定の場面に
おいて、瞬間的にオートマチックに頭に
浮かぶ考えやイメージ(自動思考)には、
妥当なものと「妥当でないもの、或いは、
部分的にしか妥当ではないもの(否定的
自動思考=認知の歪み)」があるもので、
この「認知の歪み」について話をしたい。
第11回目の今日は、「『ねばならない』
『べき』思考」。これで私も離婚をした。
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「『ねばならない』『べき』思考」とは、
自分や他人の振る舞いに厳密で固定的な
理想を要求し、それが実現しないことを
最悪視するもの。絵に描いた餅とまでは
言わないが、理想通りに物事が実現する
ことなどそうそうあるものではないのは
周知の事実で、それをいちいち「最悪だ」
と捉えているならストレスも大きかろう。
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私は、「結婚した以上は、夫婦の生活を
優先するべき」と基本的には考えている。
その考えを自分にも別れた妻にも要求し、
私は家庭を第一に考え(ていたつもり)、
実家に寄り着いたり親に頼ることもなく、
酒や遊び等にも現を抜かさず、縁あって
結婚した妻を誰よりも愛しい存在として
受け入
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