カウンセラーなど物好きがするものである
タイトルは、私が敬愛する故人、河合隼雄氏の著者に書いてある言葉です。ユング心理学を日本に広め、京都大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授を務められ、文化庁長官に就任されても、カウンセラーにこだわり、臨床心理士としてクライエントに向き合われた方です。「カウンセラーは物好きである」私も本当にそうだと思います^^私自身も物好きのひとりだと、しみじみ感じます。人の心に入り、その悩みに触れ、そして俯瞰しながら共に苦悩する。うまくいくことも、効果がなかなか現れないことも。根気強さと冷静さ、そして覚悟も必要である。抱擁する余裕も持っていなければならない。誰しもが気持ちの塞がることを嫌がるのに、わざわざそこへ喜んで飛び込むのですから、物好きというより変態なのかも知れません^^なぜ私が物好きになったのか…。その話をちらりとさせてください。ココナラDMで出品者の方から、「プロフィールを読みました。うつ病になるほど大変な苦労をされたのですね」とお言葉を頂くことがあります。プロフィールにはその原因は軽く触れたのみ。その奥を察し、温かい情を寄せてくださったのだな、と感謝します。時に「私なんて大したことないのに苦しみました」という方もいらっしゃいました。しかし、人の境遇、環境、苦労に優劣や大小は無意味です。その出来事によって、どのように傷付きどれだけ悩み、何を得てどんな自分になったかの方が大切な気がします。私は自分を認め愛することを得ました。これは大きな報酬です。とても楽に生きられるようになりました。人の持つ温もりと誠意によって救われ、人間の魅力を再び知ることが出来ました。うつ病で暗い闇に身を置き
0