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すべてのブログから「#天羽詞鏡」タグの検索結果

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第一部|祈りの空気 第二話

第一部|祈りの空気 第二話|ここには何にもないね今年の夏、帰省して、内宮に参拝していた折、正宮の前で私のちょうど後ろにいた小さな男の子が、「ここに神様いるの?ここの神様は何もないね?カーテンだけ。」と言っているかわいい声が聞こえてきました。何となく微笑んでしまった私は、自分の幼い頃を思い出したようでさえありました。きっとその男の子は、遠くから来たのかもしれない。旅行に来て、鳥居をくぐってから歩いて今か今かと辿り着いた神様は、白いカーテンのかかった木造のお家にいるらしい。お木曳の年を迎えたお宮は真新しい綺麗さとは違う、屋根に草が生えて少しずつ木も変色してきている。その様子に、ここにママたちが言う大きな神様がいるの?という素朴な思い。目の前の大御神様も頬を思わず緩めてお聞きになっていたのではないかと思う。それは、色々な成長の過程の中で、時に突拍子もなく、時に酷くわがままで、自分だけでも生きていけそうな傲慢さを見せる子どもを見守る親のように。目くじらを立てて怒るよりも、それは人生の道すがらであると知っている人の見せる余裕をもって。私が今そう思えるのは、色々な酷い考えを心に持ちながら、その気持ちを抑えきれないで、親に対して不機嫌に分からず屋な行動をするように、大御神様に対してそんな気持ちを抱いていた10代の私も、大御神様がなんであるかも知らずに、玉砂利を引きずって歩いてみたり、馬を見る為だけを楽しみに公園のように神宮に訪れていた幼い頃の私も、全部を今大御神様が光で受け止めてくださることが分かるからです。手水舎にはかっこいい龍もいなければ、朱色の荘厳な美しい装飾を施したお社もない、大御神
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第10話『還』

短編連作『かぐや姫』よりー人生には、役目が終わったことに気づく瞬間があります。 この連作は、そんな瞬間を書き留めたものです。第10話『還』「あんたの顔、いっぺんトラックでひかれたみたいになってんで」 なんて言ったら、関東では酷いこと言うのね、とマジ顔でディスられる。トラックにひかれたみたいだといけないんだろうか?その言葉自体、またはその様子自体が直視してはいけないものだとでも言いたいのだろうか?関西の人は、こういう時、関東の人に壁を感じる。洋服だって、「いくらやったと思う?」には、うんと安い値段を言って欲しい。それに負けないぐらい安い自信もあるし、お得なことを自慢したいんだから。そんな時にも、西と東の思惑はすれ違う。そんな関西の文化の中で育った私は、「月の表面は、思っていたよりずっと綺麗じゃない」ということにリアルを感じる。さらに関西でなくとも少なくとも日本人は、昔から月に想いを馳せてきた。圧倒的に太陽よりも月にシンパシーを感じてきたんだと思う。子供の頃、図鑑で月面の写真を見た時、夜空に浮かんでいるあの月と同じものだとは、思えなかったと思うし、思おうともしなかった。実際の月と、心の月は同じである必要すら感じてなかった。穴ぼこだらけで、色もない。空気も水もなければ、風も吹かない。暗くて、寒くて、自分では光ることすらできない。それはそれで月だというなら、それでいい。それでも、私たちは月を見上げて綺麗だと息をのむ。満月が浮かんでいれば、誰かに教えたくなるし、車の後部座席で夜空を見上げては「月が追いかけてくるー」と言って遊んでるみたいに楽しかった。月は何もしていないのに、美しい憧れにも
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第9話『要の重み』

短編連作『かぐや姫』よりー人生には、役目が終わったことに気づく瞬間があります。 この連作は、そんな瞬間を書き留めたものです。第9話『要の重み』昔、教え子にミャンマー出身のミョー・ミン・トゥンという子がいた。「ミョー・ミン・トゥンって、どこが名字なの?」なんとも無意識に配慮の欠けた私の質問に、彼は何を言っているんだという顔をした。そして、家族全員の名前が全く違うことを示し、 ミャンマーには名字はないんだと教えてくれた。「先生、当たり前なんてないよ。」と言ったその年端も行かない青年の言葉は、私を大人だと言わせるには、申し訳ないほどにしっかりとしたものだった。彼らは全員が違う名前であろうが、東京でファミリービジネスをしていた。当の彼も学校が終わればそのお店でお手伝いをしていた。では、家族として、と言って大切にする名字とは何なんだろう?と思い始める。いつかのテレビ番組で、若いアイドルが、田中とか鈴木といった感じの自身の名字に対して、絶対に男の子を産まないといけないってプレッシャー感じたことないっすよ、と言って笑いを取っていた。確かに、全国で50人しかいませんという名字ならその意気込みは変わるのかもしれない。でも、そんな意気込みだけで、男児が生まれるとも限らないのは皆分かっていても、笑える程にその感覚を日本人は共有している。最近は、誰がいつ結婚したか?なんてのも名前だけでは分からないほどに、職場で名前を変えない女性は増えた。それでも、結婚と同時に名前を変える女性もいて、そんな時、私は勝手に事情も分からないのに微笑ましく感じてしまったりする。「一緒になってくれないか?」というプロポーズは、
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第4話『呼ぶ音』

短編連作『かぐや姫』よりー人生には、役目が終わったことに気づく瞬間があります。 この連作は、そんな瞬間を書き留めたものです。第4話『呼ぶ音』十年ほど前、『名前を忘れた女神たち』というドラマがあった。あの頃の私は、本当に自分の名前を忘れていた。名前が好きとか、大切とか改めて考えたこともなかったけど、そこまでどうでもいいとも思ってなかったのに、気付いたら私の世界には、私の名前を呼ぶ声は聞かれなくなっていた。ママ。誰々ちゃんママ。「ねえ。」「ちょっと。」そして極めつけは今の私を最も正しく表すみたいに居座るのに、全くピンとこない名字。いつかの日に、この名前になることに頬を赤らめたその名字。誰かをどう呼ぶかって難しい。私の母は決して名前を呼び捨てで呼ばなかった。私も兄もいつもちゃん付けだった。その母のやり方は未だに私をあと一歩のところで止める。私もみんなみたいに何も考えずに呼び捨てができたら、もっと気の置けない関係を友と築けるのか?と思ってみたこともあったが、きっとそれは私の心の持ち方の方の問題だったんだと思う。そんな私は未だに呼び捨てが苦手だ。夫の名も、今まで親しくなった男性たちの名も一度も呼び捨てしたことはない。でも彼らは何の躊躇もなく私の名をそのまま呼び捨てにしていた。私は自分の名前の音が好きだ。爽やかな風を感じる優しい響きが残る、その音が好き。でも漢字はあんまり何とも思わない。私の名前の人は9割その漢字だし、特別に何かと思わない。私たちは名前とずっと一緒に生きる。どんな場面でもそれは私を表す。そして、その音はまさに私と誰かを繋ぐ響きになる。誰かの優しい声も、怒った声も、呼ぶ声は糸
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「愛しかた」

愛されたいと 思うことと 愛されること との間には どんな違いがあるの 私は いっつも 愛されたいより 愛したいと 思ってた Kinki Kidsもそう唄うからみんなそうなのかとも思ってたでも気付いたら周りの女性は愛される方法を研究してた自分の幸せを相手に委ねてるみたいでさもしく感じたその時の私は愛されたいと願うと愛されないかもしれないが付いてくるって知らなかったただ欲しがってる人だと思ってたところで愛ってそんなにバナナみたいにどこにでもあるの若い頃は バナナみたいとは 思わずとも どこにでもあるって 思ってたよね 結局 そんなところで そろそろお仕舞い と思って 止めちゃったから 年取ってみても その先のことを 知らなかった愛するとか 愛されるとか その都度 真剣そうに そんな風に 軽く扱ってきたから だから 結局 一人になってみて こんなことも できないなんて 自分を ちゃんと 愛するとか CMで流れてきそうな 耳障りのいい フレーズみたいに さわやかに 自分を愛そう って言われても どうするんだろうって おひとり様 自分にご褒美 丁寧に自分を扱ってみる全部違うのただただ愛したことも愛でたこともないから普通に認めるってことができないの天羽詞鏡2026.05.07
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第一部|祈りの空気 第一話

第一部|祈りの空気 第一話|大御神様、今日もありがとうございます「大御神様、お父様、お母様、今日も美味しいご飯をありがとうございます。いただきます。」と毎日毎日食事の度に唱えていると、「いただきます」の意味は理解できなくても、体が何かを覚えた。そんな私は、「大御神様」が誰のことなのかも知らずに、何を於いても真っ先に感謝する対象として、心の深いところに染み渡らせた。そして、この祈りは唱えられることがなくなった今でも、食事の時に簡単になった「いただきます」と共にある。私が通っていた幼稚園は、伊勢神宮の外宮にくっ付いて建っていた。そしてお散歩コースは外宮の中だった。貯木場の門は、幼稚園の前にあって、そこからいつも歩き始めた。貯木場の池に浮いている丸太を因幡の白兎みたいにポンポンっと軽快に飛んで向こう側まで行ってみたいなっていっつも思ってた。そこの幼稚園では、いつも神様が中心にあった。講堂みたいなお部屋には立派な神棚があって、年長さんには神棚のお仕事の当番があって、いつかその仕事をする日を心待ちに憧れの眼差しで見つめていた。そして、お弁当の時間には、「いただきます」の代わりに、「大御神様、お父様、お母様、今日も美味しいご飯をありがとうございます。いただきます。」と手を合わせてみんなで唱えた。大御神様のお庭を歩いて、大御神様にありがとうと言って、そのあとは何もかも忘れたように走り回る。私にとって祈ることは、特別なことではなかったし、祈っているとも思ってなかった。それは、ご飯を食べることや、外で遊ぶことと同じように、そこにあって、それらと何も変わらなかった。だから私は、「大御神様」が誰なの
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第8話『我慢のお返し』

短編連作『かぐや姫』よりー人生には、役目が終わったことに気づく瞬間があります。 この連作は、そんな瞬間を書き留めたものです。第8話『我慢のお返し』「どうしてあなたはそんなことができるの?」で、世の中は溢れてる。人は誰かのことを無法者だと思うと腹を立てる。その時の常套句は、「普通はそんなことしないよね?」だ。話し相手を「普通」と定義して同調する方法。この「普通」じゃない人は、自由に振る舞う。肝心なのは、我慢どころを我慢しないこと。しなければいけないとも思わない。まだまだ80年代のヤンキー文化の名残も色濃かった中学時代。革製の手持ちの学生カバンは、ペタンコにせず、真面目に教科書なんて入れようもんなら、重すぎて指は肉刺だらけで痛くて仕方ない。それでもナイロンのサブバックと一緒に片手で持ってはいけないらしい1年生は、案山子みたいに両手を30度くらい広げてバランスよくカバンを持たないと、体育館の裏に行かないといけなかった。今ははっきり思える。「なんで?」理由はただ一つ、みんな今までそうしてきたから。勝手な振る舞いは、生意気でしかない。あの頃の体育館裏はなくなったけど、今の私たちはポータブルな体育館裏の空間を持っている。呼び出す人、呼び出される人、見てる人がそこにはいて、同じように「母親なのに」「いい歳して」「普通はそんなことする?」「私ならそんなことしない」となると、お呼びがかかる。みんなあの頃と同じで、やっぱり勝手なことは目に付く。「私は子どものために諦めた」「私にだっていいたいことはあった」「私はちゃんとしてきた」何より、「私は我慢したのに」だ。 関係を保つために良かれと思ってした我
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第7話『塗り絵』

短編連作『かぐや姫』よりー人生には、役目が終わったことに気づく瞬間があります。 この連作は、そんな瞬間を書き留めたものです。第7話『塗り絵』8歳くらいだったと思う。台所のテーブルで塗り絵をしてた時に「先に枠をしっかり囲んでから優しく塗ってごらん」と言った母の声が今でもはっきりと耳に残っている。母の言う通りだった。理由は分からなかったけど、同じように塗ってるのに、ここが枠だと分かる線を書くだけで、はみ出さなくなった。塗り絵が上手になったみたいで嬉しかったことも覚えている。はみ出しがないことは、綺麗で気持ちがいい。そして整ったいい塗り絵が出来上がる。私は、あの時以来ずっとどこかでそう思っているのかもしれない。中学3年生の文化祭準備の日、クラスで模造紙に絵具で絵を描いていた。「まだらに色を塗って」と言われ、赤の絵具と筆を受け取り、描かれたキャラクターに色付けをした。塗り始めると、「ちょっと待って」と止められた。「ちゃんと塗らないで」と。まだらにという指示こそが大切だった。白い抜けのある、はみ出した塗り方。塗り絵が上手くなかったころの自然なものをわざと再現するさらに高度な技術を、その頃の同級生は既に知っていた。上手くできない私は選手交代。はみ出し方も、いいものと悪いものがあるらしい。その絶妙なはみ出し方は、ちゃんと塗ると同様に市民権を得ている。その時の私は、その難しさまでは知らなかった。ただ、いい塩梅というのが分からなかった。だから私は選手交代させられる虚しさになるべく遭遇しないように、「はみ出さない」方を選んできた。はみ出さないようにしてくれるもの。学歴、職業、結婚相手。選択の度に、
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風の便り #006 今日も、心に風のお便りを届けます。

風が運んできた言葉「口は癒しの元」言わなくていいことは、言ってしまった後で後悔する。頭に血がのぼって、思わず口に出てしまったことは、言わなければよかったと、心の棘になり、のどの痛みとして残る。でもその言葉は、見ないふりをして心の隅に押しやろうとしていた痛みが外に出てくることで心を守ったのかもしれない。時にやりすぎたかもしれないと反省するようなことも、そんなことも含めて全部を空は柔らかな光で見守ってくれている。そんな声が届きました。風のあとがきこの風の始まりとなった一枚です。Today's Oracle -The Enchanted Map Oracle"Heal The Ouch"今日、このカードから見えたもの・喉にかざす手・頭上の氷嚢・背後の柔らかな光このカード"Heal The Ouch" の解説は、"Forgiveness is the healer of the soul."赦しとは、魂の癒しであるという意味です。今日の私は、自分を押し殺して、言わないでおこうとしたことが、心に溜まり、言わなくてもいい言葉として出てきてしまった時に感じる後悔をも受け止めるものとしての赦しとして受け止めました。今日の風音言葉が喉を突いて外に飛び出す言葉は矢となり相手の胸に飛んでいくその痛みは光の矢となり私の胸に跳ね返る使われぬ矢は仕舞っておこうと見ぬふりをしてもその性質は裏切れないあとがき#002を読んでくださった方は、また同じカードだと思ってくださったと思います。前回は、「言葉を出せなかった喉を手当てする」今回は、「言葉が飛び出してしまった喉を手当てする」というメッセージを受け取りました
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詩「私という場所」

好きになった人を 招き入れようと ソファの上の荷物を 棚の箱の中にしまって隠す 昨夜のたばこの匂いを消そうと 花の香りで纏わせる 埃が舞わぬように 美しいカバーを掛けてみる お互いのソファが 本当は散らかっているんだと知った方が落ち着く二人は 片付けたことを 知りながら お互いの心の 座れそうな隙間で 寄り添い合う 本当に大切な人は このソファには 座ってくれない 座りたいと 切望してくれるのに 二人の願いは 叶わない 花の香りも 美しいカバーも なしにして あなたのままのような 澄んだアイボリーのぬめ皮が 優しく彼に 場所を用意するとき そっと ソファに光が 舞い降りるあとがき―繕うことが、おしゃれだったり、ちゃんとしていることだったりする。丁寧に整えられた姿は、手をかけて作られた作品のようで、見えない舞台裏には、そこまで綺麗になるために格闘した痕跡が残っている。私たちの人生は、たいていその「ちゃんとしてる」でうまくいく。身なりを整え、言葉を選び、見せなくていいものはしまっておく。それはきっと、人と人とが気持ちよく生きていくために身につけた礼儀のようなものなんだ。けれど私たちは、その「ちゃんとしてる」すら通用しないものがあることを、どこかで知っている。だからこそ、テレビの中の嘘を「作品」と呼んで楽しむこともできるのかもしれない。嘘だと知っていて、美しく作られたものを美しいと思えるけれど、そんな嘘がひとつも通用しないことがある。昔、おばあちゃんに「お天道様は見てるよ」と言われたときの、背中までこそばゆくなるような感覚。どこまでも見通すあの眼差しは、いつの日か私たちの背中へ戻って
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風の便り #002 今日も、心に風のお便りを届けます。

風が運んできた言葉「優しいお手当」痛みのある喉を優しく触れる手は、大丈夫だよと温もりで伝える。喉の痛みは言葉を押し殺した心の痛みであったとしても、その痛みは気付いてはいけないものだと思われている。本当は優しく見守られながら、受け止めて欲しいだけなのに。手当をして欲しくて、ほのかな灯りに見守られて、喉の痛みに素直になりたい。そんな声が届きました。風のあとがきこの風の始まりとなった一枚です。Today's Oracle -The Enchanted Map Oracle"Heal The Ouch"今日、このカードから見えたもの・痛みを抱えた喉・優しい手・見守る灯り・癒されたいものこのカード"Heal The Ouch" の解説は、赦しとは、魂の癒しであるという意味です。今日の私は、言えないことを抱え感じる心の痛みが、優しい受け止めに心を開いていく姿として受け止めました。今日の風音光を映す水面が翡翠色に輝くのは滾々と湧き出す源を宝物として守っているからこの風が、今日のあなたに届きますように。— WORD WEAVERKotomi Amau
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風の便り #001 今日も、心に風のお便りを届けます。

風が運んできた言葉「空へ舞いあがる」希望が空へ飛び立つとき虹色の羽が風を受けてなびいている。空には、シャボン玉が喜びの風を受けて浮かんでいる。『シャボン玉』の歌が、ふと胸をよぎる。壊れてしまわぬかと、肩がすくむ。今日のシャボン玉は光の泡のように透明で、何故か頼もしい。何色にも染まっていない無色の泡は、虹色の羽に出会うのを待っているよう。その泡の命は、儚いのかもしれない。それでも、そこに今日の光があるなら、喜びの風に舞い、「いま」を抱きしめて、風に乗りたい。そんな声が届きました。風のあとがき この風の始まりとなった一枚です。Today's Oracle -The Enchanted Map Oracle"Flying"今日、このカードから見えたもの・虹色の羽のような流れ・透明な泡・未来を映す光・空へ向かう希望このカード"Flying" は、自由や新しい視点をもち、心を軽やかにして高く舞い上がることを象徴するカードです。今日の私は、このカードから、透明だからこそ未来を映し、軽やかだからこそ遠くまで運ばれていく希望を受け取りました。今日の風音色なき泡が出会うのは喜びにみちた風が起こすいのちの跳躍この風が、今日のあなたに届きますように。— WORD WEAVERKotomi Amau
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「名前の唄」

あなたの名前の輝きが あなたの沈んだ心を 励ます ロウソクの灯りであるように あなたの奮い立つ心が 飛び立つとき 舞い上がる風の 力であるように あなたの弾む心と 共にダンスする 羽根の揺らめきであるように 願いながら あなたの背中をそっと押したいMay the light within your namebecome a candle flamethat gently encouragesyour weary heart.May your rising spiritfind strengthin the windthat lifts you as you soar.May the flutter of wingsdance besideyour joyful heart.And with these wishes,I want to gently push you forward.天羽 詞鏡2026.05.13
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第5話『アクウェインタンス』

短編連作『かぐや姫』よりー人生には、役目が終わったことに気づく瞬間があります。 この連作は、そんな瞬間を書き留めたものです。第5話『アクウェインタンス』同僚の「アクウェインタンスでいいじゃん」の言葉が帰宅してからもずっと心に引っかかり続けていた。「明日何するの?」という何気ない帰り際の挨拶のときに、彼女は何気なくそう言った。彼女は何も悪くない。ただ私が戸惑ってしまって、「友だちと出かけるの」と言えばよかったのに、「息子の部活の保護者の方とね」と説明したから。私は許されるなら、「友だち」と言いたかったのに、「えっ?友だちなの。」そんな声が聞こえた気がして、自信が持てなかった。 大学生のとき、これから働いて大人になる前に作った最後の友だちは、正真正銘ずっと友だちなんだと信じて疑わなかった。やがて働き方の違いから、結婚のタイミングから、それぞれの繊細な心は以前の友だちの形を続けられるほど心に余裕がなくなるなんてことが起きると学ぶのは、まるで大人になるってことなんだと思えるほどだった。嫉妬という言葉がリアルになり、違いが距離を生み、気付くと周りには同じような服を着た、同じようなことを考えている人ばかりになっていた。それは自分の好みで選んだものではなく、やがて育てたい子供の未来像が似ている大人の集団になっていた。そこで出会う人たちに心を許して、赤裸々に話すことがあったとしても、それは私の友だちなのか、その時にはもう分からなくなっていた。迷っていたのは私だけじゃなかったと思う。仲良くなるとママたちは、下の名前で呼び合うことを好むんだと知ったとき、みんな友だちの距離感を探し求めていて、他人が
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名前の唄が旅立った日 #2 -名前に宿る故郷の愛-

「名前の唄」を届けるたびに思うことがあります。一編の詩は、私のもとで生まれますが、本当に完成するのは、それが誰かの人生へ旅立ったときなのだと。今回お届けした「名前の唄」は、ご家族と離れ、異国の地で暮らす一人の女性へ贈った一編でした。そのお名前は、おばあさまが幼い彼女を優しく呼んでいた、中国名でした。遠く離れた異国で暮らす今、その名前を耳にすると、幼い頃の景色が静かによみがえります。故郷の空気。家族の笑顔。そして、おばあさまの愛情。そのすべてが、その名前の響きの中に、今も息づいていました。その名前の向こうには、一枚の風景が静かに、そして確かに息づいていました。私は、その景色を見つめるように、詩を紡ぎました。その作品がこちらです。※今回ご紹介する作品およびレビューは、ご本人の許可をいただいて掲載しています。プライバシー保護のため、お名前部分のみ加工しています。名前の唄とともに届いた言葉― お客様からいただいたご感想 ―As someone who has lived apart from my family for years, I never gave much thought to my Chinese name, except when I hear my grandmother lovingly call me by it.Through her poem, she didn't just explain the meaning behind my name. She brought it to life. Every word carried a sense of nos
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『名前の唄』はどのように生まれるのか

今日は、『名前の唄』がどのように生まれるのかについて、お話してみたいと思います。「どうやって詩を書いているのですか?」「どれくらい時間がかかるんですか?」「どのように名前から着想するんですか?」そんなふうに聞かれることがあります。その度に、興味を持ってくださっていることが嬉しくなりますし、作り方を知りたいと思っていただけるほど、『名前の唄』を不思議なものとして受け取ってくださっているのかな、と有り難く思います。名前の声を聴く作業には、ある程度の流れがあります。もちろん、一つとして同じ名前はありませんから、その名前ごとに見せてくれる景色も、完成までの道のりも違います。けれど私自身が最初にすることは、いつも同じです。まずは、名前を見つめます。ただ眺めて、耳を澄ませます。できるだけ考えないようにします。すると、ふとした言葉や景色が浮かんでくることがあります。それは光だったり、風だったり、花だったり。あるいは色や温度のような感覚として現れることもあります。私はそれを頼りに、気になったことを調べ始めます。その名前を構成する漢字の意味や成り立ちを調べたり、その文字が使われている言葉を探したり。けれど、それは何かを分析しているというよりも、名前が見せてくれる景色を辿っている感覚に近いのです。声が聞こえるままに調べ続けているうちに、不思議と次に調べるべき言葉が目に飛び込んできます。「この言葉なんだ」と、取り留めもなく浮かぶ言葉を探って、そう思いながら辿っていくと、また別の言葉へと繋がっていきます。私はそれらを、ただひたすらメモしていきます。やがて、そのメモを眺めてみると、ある瞬間に詩のテーマや
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『名前の唄』を受け取って起こること

今回は、「名前の唄」を受け取った方々に起きた、小さな変化についてお話してみたいと思います。カードを欲しいと言ってくれる方のほとんどは、私の詩が元々好きな方か、他の方が自分の名前の詩をもらっているのを見て、自分も欲しいと思ってくれる方がほとんどです。あとは、私が、今この瞬間にこの方には名前からの唄を届けたいと思った方にお声を掛けたりすることもあります。『名前の唄』の詩とイメージの絵で作ったカードは、一見では、自分の名前の詩とは分からないことがほとんどです。世の中にある名前の文字を使った言葉で書く詩とは違って、見た目だけではそうとは思わないけれども、よく読むとそうだと分かるようなこともあるし、読んでもご本人がすぐに理解できるとは限りません。それでも、やはり『名前の唄』はご本人の心の奥深くに光を届ける速さは、読むより速いかの如くに、一見した時点で、受け取った方々の顔は、瞬時に輝きます。とっても珍しいケースではありますが、どうしても感覚より自分の理解の方が優位だと無意識に思う癖のある方は、それを自分の光として受け止められないことがあります。だけれども、このことすら本来は気にする必要はありません。意識上の自分が認めたことだけしか意識下の心が深くで受け止められない訳ではないからです。また、人生に寄り添う名前が、今その方に伝えている詞なので、長い時間を掛けて少しづつその心に届いた光を意味として理解していくことの方が多いからです。だからむしろ、その変化はとても静かです。でも確実に自分の名前を好きになります。自分の名前が如何に美しく素晴らしい意味を持っているのかを感じると、ふとしたところでの振る
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風の便り #005 今日も、心に風のお便りを届けます。

風が運んできた言葉「心の目で」私たちは目を瞑ると見えないことで不安になる。人生は選択の連続でいつも何かを選んでる。選んだものが違えば自ずと結果も違うのか。どんな道にも陰と陽の響きがある。そんな心許ない私たちの背中を大いなるものは虹の祝福で見守っている。どんな選択も陰にも日なたにもその祝福は降り注ぐ。そんな声が届きました。風のあとがきこの風の始まりとなった一枚です。Today's Oracle -The Enchanted Map Oracle"Into The Unknown"今日、このカードから見えたもの・目隠しした女性・右と左の手に持つ物の違い・背後の空に架かる虹このカード"Into The Unknown" の解説は、Trust... and all will be revealed.信じなさい。そうすれば、すべては明らかになるでしょう、です。今日の私は、目隠しをした女性が手に持つ選択肢が示す道の行方にある光と影は、目を瞑って見えない状態では足をすくませたとしても、大いなる存在は光の導きで見守っている景色として受け止めました。今日の風音目で見えていると安心する心は暗闇を怖れる光の下で全てが見えているか分からないのに目に映る景色を頼りにする心の目には背中の祝福が映るかもしれないから静かに心を澄ませてみるこの風が、今日のあなたに届きますように。— WORD WEAVERKotomi Amau
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第6話『形合わせ』

短編連作『かぐや姫』よりー人生には、役目が終わったことに気づく瞬間があります。 この連作は、そんな瞬間を書き留めたものです。第6話『形合わせ』まだまだ器用に動かないぷっくりの指が、星形を星形の穴に通すと、目をキラキラ輝かせる。幼い子供は、どれとどれが同じかを早く見つける遊びに夢中になる。「同じものは、合う。」積み木で形合わせをしていた、あの最初の正解のときからずっと、それが正しさだと学びつづけてきたんだと思う。この世界で上手く生きていくために、幼稚園でも学校でも、私たちは同じという名の合うものを探す旅に出たんだと。やがて、私たちは周りにぴったりな自分を見つけることが上手になる。それがどんどん上手になると、気付いた時には、本来の自分の形に合うものを見つけることは、ほぼ不可能になっている。だって自分が星形だったことなんてもう覚えていないから。そのまま恋をしてみても、好きになってくれる人は、私が見ている形ではなくて、好きになった人は、私の形じゃない。だからって、憧れは合う形にはなってくれないと気付けないから、ますますパズルは難解になっていく。この大がかりな形合わせも、大迷路みたいに高台に上って俯瞰して眺めてみないといけないのに、パズルに必死になって近目になるから完成には向かえない。それでも人生には、図らずもリセットのタイミングを持つことがある。父は、私が21歳の時に他界した。あまりに急な出来事に、私の思考も心の整理も追いつかず、その当時1、2年の記憶があまりない。私は何も考えなくて済むように本ばかりを読みふけり、ぐちゃぐちゃになった頭の中で、新しい正解を何とか見出そうとしていたみたい
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風の便り #003 今日も、心に風のお便りを届けます。

風が運んできた言葉「希望の光」疲れた心や体は日々の様々な物事を我々に見せる置かれた場所の環境は私たちの姿を作るそれでも私たちはこの世界に希望を感じていたいから前を向こうと光に手を伸ばすすぐには変わってくれないことも見えないところで私たちに影響を与えいつかその変化に気付く時がきたりするそんな叡智に触れてみる静かに心を落ち着けて前に進んでみようとするそんな声が届きました。風のあとがきこの風の始まりとなった一枚です。Today's Oracle -The Enchanted Map Oracle"Education"今日、このカードから見えたもの・頬のこけた窪みの影・乱れた髪・本が見せる光このカード"Education" の解説は、Life is filled with lessons. Be teachable.人生は学びで満ちています。学ぶ姿勢を持ちなさい。「人生には学びがある。心を開いて学びなさい。」というとても素直な励ましです。今日の私は、絵柄の女性の光(知識)を受け取れる状態を見ていました。彼女の陰と本に宿る光を「教えを受ける人の心の状態」への問いとして受け止めました。今日の風音仄暗い薄霧の中で一筋の光を示すのは人が残し繋がれていく叡智の光であるのだと気付く心が受け取るものは静かに照らされた頬の光に宿っていくこの風が、今日のあなたに届きますように。— WORD WEAVERKotomi Amau
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第3話『へその緒』

短編連作『かぐや姫』よりー人生には、役目が終わったことに気づく瞬間があります。 この連作は、そんな瞬間を書き留めたものです。第3話『へその緒』子宮に命が宿った瞬間から、十月十日、へその緒で繋がっていた母と娘は、外の世界に出てからも何かで繋がり続けていたのかと分かり始めたのは、自分自身が我が子と繋がっていたへその緒を切ってもらい、戦いから戻った凱旋の様相で大先生とかたく握手を交わした瞬間だった。子供は親を選んで産まれてくると私は思っている。次男が2歳半の頃、よく晴れた青空を見上げて、「あそこで順番だよっておじさんに言われたから、笑ってて優しそうなママを選んだんだよ」って教えてくれた。まあるいほっぺを一生懸命に動かして話す息子のその話は愛おしかった。純粋に喜びで満たされたというよりは、その愛しい笑顔に選ばれたと信じたかった。長男はそんなこと話さなかったから、選んでないのか?と思ってしまう人間としての感情を持て余しそうになったこともあった。でも、それなら私も選んだのか、とふと思ってみた。お酒に逃げることでしか生きられない父親を受け入れられず、自らの正当性と世間体を守ることに挑み続けた母親を。そしてその母親の正当性の切り札になり、母親の成績表を1点でもよくするために努力するという人生を。そんなこととは露知らず、ただ親の機嫌はいい方がいいと信じて疑わなかった。母はかわいそうで、耐えている人ということだった。いつも皆のために生きている。そんなシナリオを忠実に娘として生きることは、私の役目であり、時にそれは生命線でもあった。反抗してまで主張するほどの意見もなければ、そんな正しいかも分からない
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詩「仕合せ」

始まりもお終いも気付かぬほどに何気ないその無力さに限りなきを感じたいのはせめてその出来事が私のものであったと奥にしまわずに手を繋いでいきたいから物事の始まりと終わりは、いつも気付かぬところにあります。気付いた時には始まっていて、終わり決められるようで、本当のお終いは、気付かぬうちに訪れています。その一つひとつの出会いや別れは、私たちの力ではどうにもならない大きな流れの中で与えられたものなのかもしれません。そして、私たちは、その流れにそっと身を預けながら、生きています。振り返ったときに初めて見えてくる、その静けさに奇跡を感じながら。それを「仕合わせ」と、そっと抱きしめるような想いを込めた一編です。私たちの全ての仕合せに光を。
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『名前の唄』を書いている時に起きたこと

今回は、「『名前の唄』を書いている時に起きたこと」についてお話してみたいと思います。前回の記事で、私は「名前の唄は、名前の声を聴くことから始まる」と書きました。毎日さまざまな名前と向き合っていますが、いつも感じるのは、一つとして同じ名前はないということです。それは例え漢字が同じものであっても、変わってくるのです。それはまるで、一人ひとりの人と出会うことに似ています。名前の唄を聴き、言葉を探し、詩へと編み上げていく時間は、その名前と仲良くなっていく時間だったのだと、作品をお渡しする時に思います。不思議なことに、作品をお渡しする頃には、ご本人より、その名前と仲良くなってしまったと実感するかのように、名前の想いを少しでも伝えたいと思ってしまうからです。それは、子供の名前の注文をしてくれた名付けの本人である親御さんにでさえ、名前が名付けのタイミングで親御さんの元に来ることになったものとして話したくなるからです。その名前がどんな景色を抱き、どんな願いを持ち、どのように持ち主に寄り添ってきたのか。名前の声に耳を澄ませ、作品の形に出来上がった時に、自然とこれだという確信を持てているのです。それは、名前がちゃんと知っていて、名前の唄が教えてくれた景色に確かな信用をもって、詩を書くからです。名前はその人が今いる場所も、これから向かう場所も。その歩みを、ずっと見守りながら共に歩いている道も、知っているからです。私は詩を書いた日付や、生まれた日などを作品の中に印として刻みます。けれどカードとして仕上げる過程で、日付や画像が意図しないものに変わっていることがあるのです。もちろん、操作ミスやシステム上の
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「名前の唄を聴く」とは

今日は、「名前の唄を聴く」ことについて書いてみたいと思います。私たちは毎日、生まれてこのかた、ずっと自分の名前で呼ばれ、それを何度となく書き、目にしています。けれど、その名前を「聴く」ことは、あったでしょうか。ほとんどの場合、名前がそれ自身の「唄」を持っていることも知らないでしょう。私は毎日、いくつかの名前と向き合い、その方のためだけの名前の声を聴いて編み上げる詩を作っています。その詩を、私は「名前の唄」と呼んでいます。それは、名前の声を聴くことから始まります。私は名前が教えてくれたキーワードから、この世界で人々が感じる感覚に言葉を近づけるために、詩の言葉を探していきます。私は“作って”いる感覚よりも、声を形にしたいと願う思いに対して、詩を編む感性を使っているという感じなんです。名前には、元々その名前だけの響きがあります。私はただ、自分の中を空っぽにして、その名前に耳を澄ませ、そこに宿る言葉を手繰り寄せることに集中します。それから、その名前が教えてくれた世界観を壊さないように、詩に仕上げます。だから、名前の唄は、出来上がった瞬間に、私に素晴らしい景色を見せてくれます。その方自身の魂の響きの宿る名前が本来持つ景色に感動させられるのです。これまで、たくさんの「名前の唄」を作ってきました。けれど、その作品を公開したことはありません。それは出来ないからです。自然と「名前の唄」は、その方にとっての宝物になります。人生の御守り(アミュレット)としてある名前の目に見える形として大切に抱きしめられるものになります。みなさん、手帳の中に、スマホケースの裏(いつでも見れる場所)に、机の引き出しの奥
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「しぼり出す想い」

はち切れそうなほど 顔を真っ赤にして 言葉を振り絞って それでもどこかまだ 遠慮があるような あなたの 必死な 震える声は 命の叫びを 届けんと 向き合うのに そんなことで 泣くなと 泣くことも 許さなかった 力が 大きな声で 襲いかかる 負けじと 開かない喉を 痛みを感じながら 絞り出した 彼自身も 見ないふりをしていた想いに なにもしてあげられなかった 私は ただただ耳を澄ますことしかできなくて 恥ずかしさを隠せず 小さく掌を握りしめる こんなにも大きくなるまで 耐えてきたのかと 知らなかったとは言えないのに 無責任な私は あなたの痛みを 請け負いたい せめて願いを 唱えます どうぞ この子が 救われる日を この子が 真っすぐ迎えることができますように そのためになら なんだってしたいんだと 今更ながら思うほどに情けない女なんです
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風の便り #004 今日も、心に風のお便りを届けます。

風が運んできた言葉「調和の光」二人は触れ合うことができぬ距離でお互いの想いを光を求める指先に託し静かな循環の中で調和へと結ばれるその優しきおだやかな循環はいつか願いを叶えんと光の世界が開くのを願いながら祈りを捧げるそんな声が届きました。風のあとがきこの風の始まりとなった一枚です。Today's Oracle -The Enchanted Map Oracle"Commitment"今日、このカードから見えたもの・異なる二人の手・指先に宿る光・互いの想い・祈る心このカード"Commitment" の解説は、A true commitment is a responsibility of the heart, mind, body, and soul. This is a good time to make one.本当の約束とは、心も、考えも、身体も、魂も、一つになって大切にするものです。今は、その約束を結ぶのにふさわしい時である、という意味です。今日の私は、近いから調和するのではなく、距離があっても想いは届く。二人の純粋な願いが、優しい光となって調和するとき、その願いは奇跡を生みだすだろうと受け取りました。今日の風音あなたの姿が見えなくとも微かに感じる温もりを頼りにあなたへの願いを光の祈りに換えるあなたも想いを光に託すものと深いところが知っているからこの風が、今日のあなたに届きますように。— WORD WEAVERKotomi Amau
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第1話『首輪』

短編連作『かぐや姫』よりー人生には、役目が終わったことに気づく瞬間があります。 この連作は、そんな瞬間を書き留めたものです。第1話『首輪』昼下がりの台所で、コップを洗う夫の腰に腕をまわして抱きつく私は、その柔らかな腰のたるみに、骨ばった胸の合わない形に、疲れが溶けてはいかぬかと、空っぽが少しは埋まってくれぬかと思いながらくっついてみる。ぐるっと回った腕の先でつながれた私の指先とは対照的に、夫の腕は宙に放れたまま私には近づかない。その腕はまるで何物も縛りつけないのが自らの性質と主張するかのように、脱力している。放たれたくて仕方ない私が、何かを求めて張り付くことが、滑稽なのと同じように、アンバランスな私たちは、何を交換し合っていたのだろう。夫は一体私に何を求めているのか?と考えてみる。家に入れてもらえず、庭先で通行人に吠えつく犬みたいに、私は寒さの中に居場所を決められている。あの犬の役目は何なんだろう?と、とんと最近見なくなった外飼いの犬に思いを馳せる。あの犬は、自由のない身で、守れる範囲の限られた鎖の長さの中で、必死に家を守ろうとしている。家に入りたいなんて思ってない。そもそも飼い主がつなぐ鎖も、周りの安心を生み出すだけのものだったんだ。犬は、一番に何したいって聞かれたら、何したいって言うんだろう。家を守りたいって言うかもしれない。その一方で、私はその誰かのための安心装置をとりあえず外してみたい。鎖が外れた犬は家に留まるだろうか?私は留まらないのだろうか?夫は、透明で一見見えない首輪を付けながら、真っ赤な目立つ首輪の私を見て、何を思うんだろう。私たちは、お互いを何が結び付けている
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名前の唄が旅立った日 #1 -新しい命への祈り-

「名前の唄」を届けるたびに思うことがあります。 一編の詩は、私のもとで生まれますが、本当に完成するのは、それが誰かの人生へ旅立ったときなのだと。 そして、その瞬間に初めて、その詩は「私の作品」ではなく、「その人の人生の一部」になると。今回お届けした「名前の唄」は、新しい命の誕生を祝うための一編でした。 ご夫婦のもとに生まれた、小さな命は、1歳を迎え、お母様の職場復帰と共に、社会に出ることを学んでいるところでした。母親の暖かい胸を恋しがる幼子の涙のお話を伺い、私は名前に宿る命の輝きをプレゼントしたいと思いました。 そして、これから歩んでいく人生への祈りを、お子様とお母様のお名前から一つの風景として紡がせていただきました。 その商品がこちらになります。 ※今回ご紹介する作品およびレビューは、ご本人の許可をいただいて掲載しています。プライバシー保護のため、お名前部分のみ加工しています。名前の唄とともに届いた言葉-お客様からいただいたご感想- We absolutely love our personalized poem! We ordered it to celebrate the birth of our son, and it couldn't have been more perfect. The poem was incredibly beautiful and heartfelt. We were blown away by her thoughtful words and the stunning background. Every time we see it, we
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「夢からさめて」

ずっと その世界に いたいと 夢が覚めるのを 拒みながら 朝寝坊した 夢の話を 追いかけて 書き出して みようかと 思うけど 文字にすると 幸せが こぼれ落ちそうで それが 心配で できないでいます 今朝の幸せな 夢の世界が 心を満たして くれてるなら このまま 静かに 取り出さないのが 幸せのマナー みたいだから天羽 詞鏡2026.05.10
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「ヴィンテージ」

ジーンズは 擦り切れて 穴があいて スニーカーも 汚れて クタクタで Tシャツも ちょっと 色褪せてて それくらいが ちょうどよくて わざと そうなっていて 欲しかったのに 気付いたら 私自身が そうなってて 身体中の あらゆるところが 今までの 思い出だらけ 下着屋さんで 可愛い下着に 体が収まらなくて そんなところに ないはずの たるみや しわがあって 愛しい子供たちが 大きくなった 思い出のはずなんだ それでもちゃんと思ってみれば よかったって またいつか レースの下着を 付けたくなる 日がくるって そんな日が まさか来るとは 思いもしなかった 私は もっと早く 知りたかったって 知ってても 変わらなかったことに いじいじしてる天羽詞鏡2026.05.06Raymond Carverの "Lingerie-リンガー リー" みたいな詩になってたら、嬉しいなあ。(つぶやき)
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「はじめて」ー初出品に寄せて

「はじめて」は、私がこれから届けていきたいものの原点です。見えなくなってしまった「はじめて」や「本当の感覚」を、言葉でそっとすくい上げるような作品を、これから紡いでいくための始まりの軌跡です。はじめてはいつも忘れられている当たり前は気付かぬ内に板につくみんなはじめてを持っているのに当たり前の中の天神様みたい腹ペコの子が殻を割ってまで食べたいと丈夫な歯を使ったときだけ現れる種の中の天神様みたい天羽 詞鏡今日、2026年4月29日に、初めてココナラにサービスを出品した日が、後にどんな気持ちで思い出されても、きっとその時には、珍しいもので見るように、努めて思い出そうとする ”はじめて” になっているのだろうと、未来に思いを馳せながら、ここに ”はじめて” を記します。初めの一歩を残すために。
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第2話『繋いだ手』

短編連作『かぐや姫』よりー人生には、役目が終わったことに気づく瞬間があります。 この連作は、そんな瞬間を書き留めたものです。第2話 『繋いだ手』何処へ出掛けても目に付くのは、手をつないでいる大人たち。なんで繋いでるんだろう?というより、繋げるんだろう?私が「パパ」と言えば、鬱陶しそうにジロっと見られる。そこに手を繋ぐという行為は、どんな風に居場所を見つけるんだろう?そんな風に人の手ばかり見ている私は羨ましいのかな?亡くなった父の代わりに私と腕を組んでヴァージンロードを歩いてくれた兄は、皆に聞こえる声で泣きながら私と組んだ腕から、夫となる男性にバトンタッチをした。その組まれた私の腕はそれほどまでに二人の男性にとって大切なものだと分かるほどに丁寧に。その後も、終始涙を流し続けた兄は、周りが笑うのも気にせず、双子のようにくっついて育った私の結婚を愛おしいものだと大切に涙で送り出してくれた。そんなにも大切な私の腕は、しばらくは夫と繋がれていたけど、赤ちゃんを抱くものになり、子供とつなぐものになりしているうちに、夫と繋がれていた日々があったことも忘れ去られ、今では道行く人のつながれた手を見ては、口にくわえられる始末だ。たくさんの夫婦に囲まれて育ったけど、どんなおじちゃんもおばちゃんもそんなことしてなかったから、この歳になって、そんなことを考えるとも思っていなかった。ただ、私の周りはそれぞれにいびつだったから、夫婦は、そのいびつさこそが必要条件だとすら思えていた。むしろ正しい形とはアンバランスなんだと。だからアンバランスは上手いことバランスをとって、手なんか繋がなくても十分にその形そのもの
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「私は…信じます」

「私はあなたを信じます」 目を逸らさずに 伝えられるように 心が迷わずに 信じ続けられるように 裏切らないで欲しかったな え?誰に? 誰があなたを裏切ったの? 誰の心を信じようとしているの? 私が一番信じたい人を 私が一番知り尽くしている心を 信じようとしているの そう、それでいいの あなたの心 それ自体を信じる それだけでいいんです 私の心… 私を信じる 裏切ってこなければ よかったな 何も疑わずに 信じていられるように天羽詞鏡2026.05.21
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「ザーザーザー」

雨が空から ザーザーザーと 落ちてきては 流れていく 何を流したいと 思っているのか 何を流してくれようと しているのか 私の心は ザーザーザーに 救われていく 涙が心から ポロポロポロと こぼれ落ちては 流れていく どこでずっと 待っていたのか どこまで行けば 尽きてくれるのか 私の心は ポロポロポロに 揺れている 埃も汚れも流してもらって お天気に輝く姿を待ちわびて天羽 詞鏡2026.05.21
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「結晶」

雹のときも雪のときも あんなに さまざまだった あなたたちは 雨になって ちゃんと 丸い いつも 必ず ちゃんと 丸い 私も そうなる はずだったの そうなることを 求められてたんだ どうして いまでも 私は 形のままに ぶつかるの せめて まるまるか 美しい 結晶に なりたいな天羽詞鏡2026.05.02
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「静寂の湖畔」

目を閉じると 浮かぶのは 薄霧のかかる 静寂の世界 あなたの姿を 探してしまう 目に映るのは 仄暗い ぬめらかさ ただ そこにある なにもなさに そこには何かがあったかと 思えたのは しばらく こちらで 息を整えたから目を閉じると広がるところ。何もないようで、全てがあるところ。心の中の広がりに身をゆだねてみる。天羽 詞鏡2026.04.30
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「静かな休日」

窓辺のカーテンが 揺れるたびに 聞こえる 風の音と 隣の部屋から 響く プラスチックの カチカチ と鳴る音 私の休日は 胸を張った鳩の ポッポも 声高に響く 静けさ そのもの 今では 服を引っ張る手も お腹を空かせた 丸いほっぺも 大きな声で 呼ばれることも なくなった あの頃 時折 夢に見た 静かな時間 寂しいような 気もするけど コーヒーの味が ちゃんとわかる そんな気もする天羽 詞鏡2026.05.04
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「好きのお返事」

"あなた"はわたしのことが好きなのかな目を瞑って興味本位であなたの心にきいてみたら洪水のように溶けたチョコレートが波打ちながら私の中に押し寄せるように流れこんだしばらくそのままを感じていると私の体は隅々までその生暖かいチョコレートに満たされて最後は質問をした心だけが小さくはやく動いてた天羽 詞鏡2026.05.04
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