私がヒーラーになるまで その4 加護と不思議な変化
とある夏の日今でこそ私はヒーリングセラピストとして活動していますが、当時はただのフリーターでした。ホテルの割引券があるから旅行に行こうと誘われ何気なく行きました。大きなシャンデリア、煌びやかなロビー、フカフカな絨毯それはそれは充実した一泊二日の旅行でした。帰るまでに少し時間があるので、もう一か所だけ寄ろうと思ったのですがどこもピンとくるものがなく、ホテルのスタッフさんの個人的オススメスポットに行くことにしました。そこは大きな観音様がいらっしゃる公園のような所です。とにかく大きくて圧巻。公園内のお店の方も、「今日の観音様は微笑んでいらっしゃるね」と。日によって表情が違うそうです。地元の方にとても愛されているようですね。観音様の脇に階段がありまして、お顔の傍まで登れるようになっています。観音様を近くで感じつつ、同じ目線で公園内を見渡せるので私も登ってみました。普通の小さな階段なのですが登っている最中、いたるところに手持ち花火のゴミが落ちていたのです。観音様のおそばですよ。理解しがたい光景でした。申し訳なくて申し訳なくて。「汚してごめんなさい。全ての人がこんな人ではないんです。お願いします。どうか嫌わないでください」そう言いながら一つ一つゴミを拾って登りました。きっと、あのかき氷屋さんもそうしたと思うから。ずっと微笑んでいてほしいから。家に帰ると、いつもと変わらない日常がまた始まると思っていたんです。それが違っていました。通勤も業務も何も変わらないのに、何かが違う。見えている景色が明らかに違っていたんです。色味がはっきりしているというか、霧が晴れた感じ。脳が浮いているというか、俯瞰し
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