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犬と飼い主は服従関係なのか

噛み癖で悩んでいる飼い主さんに、噛むようになった経緯をお聞きすると、叱る時に体をひっくり返して押さえつけたり、マズルを強くつかんでいることがあります。古い書籍やインターネットの一部の情報では犬は上下関係を作るので、飼い主がリーダーになるように強く対応することが勧められています。こうしたパックリーダー理論とよばれるものはオオカミの習性から言われるようになったものですが、実際にオオカミが群れの中で上下関係がみられたのは飼育環境下におかれたオオカミだけであり、自然の中のオオカミでは上下関係ではなく親子関係を結ぶことが分かっています。また、オオカミは犬の先祖であることは間違いないのですが、長い進化の歴史の中で犬とオオカミは遺伝的に全く別の動物種となっており、オオカミの習性をそのまま犬に当てはめることはできません。犬が噛むという行為をする時、多くは恐怖心や葛藤を抱えており、そこにさらにしかるという行為によって恐怖心を与えるような接し方をすることで更なる攻撃行動へとつながってしまいます。噛むことで嫌なことが回避されることを一度知ってしまった犬には、しかったとしても効果は見られず、一番効果的なのは噛むという行為をさせないような環境を整えてあげることです。具体的には、抱っこで噛むなら抱っこをそもそもしない、ブラッシングなどをあきらめる、などです。一見、解決方法になっていないように思えるかもしれませんが、まずは犬が嫌がることを避け、安心させてあげることで徐々に人との絆を再構築していくことが最優先になります。犬の噛み癖で悩まれている方、ぜひ一度立ち止まって今までどんな時に噛んでいるたのか、噛まれた
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自己紹介│私が行動学を勉強する理由│殺処分ゼロを目指したい。

こんにちは。 自己紹介として、私が動物の行動学を勉強するようになったきっかけのお話をさせて頂きたいと思います。 幼少期(小学校1年生くらい?)に、初めて子犬を迎え入れました。 私も両親も犬が大好きで、心のどこかでこんなに動物が大好きであればきっとわんちゃんとも幸せな生活を送れるだろうと信じて疑いませんでした。 しかし、実際飼い始めると吠え癖、噛み癖、破棄行為、分離不安、などあらゆる問題行動を起こすようになり、その解決策も分からないまま飼育ノイローゼのようになっていました。 今思い返してみれば、犬の飼育に対する知識が圧倒的に不足していたと断言することができます。最終的にトレーナーさんに相談する頃には問題行動はエスカレートするようになり、飼い主の手を貫通させるくらいの力で本気噛みするようになりました。当時(もう二十年以上前の話になりますが)、犬のしつけの基本は犬より優位になること、といった優位性理論が一般的であり、私たちもどうにか状況を改善させなければいけないと必死だったので、噛みつく犬をひっくり返して押さえつけたり、マズルをおさえたりどうにか人間が強く見えるようにと取り組んでいました。 結果は最悪で、攻撃行動は増すばかり。 恐怖心から攻撃をするのに、さらに恐怖を与えては逆効果ですよね。 今ならそれが間違いだと分かります。 でも、当時はそうした間違ったトレーニングを必死に行っていました。 最終的に手に負えなくなり、他の犬の飼育に慣れた飼い主様に引き取ってもらうことになりました。安楽死の可能性もあった中、たまたま良い方との出会いがあり、その後の犬生はとても幸せだったと聞いております。
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子犬の社会化期ってなぁに?│子犬のうちにしておきたい3つの社会化│行動療法獣医師監修

子犬の社会化期とは? 子犬(子猫)には「社会化期」と呼ばれる時期があり、 おおよそ生後3週齢ごろから16週齢ごろを指します。 この時期は子犬の脳が急速に発達する時期でもあり、 様々な環境を経験することで、自分が生きていく環境に適応するようになります。 例えばこの時期に猫と一緒に育てられた子犬は猫を怖がらずに成長していきます。 なぜ社会化期が子犬のしつけにおいて重要なのかというと、 この時期を過ぎてしまった後に未知のものに慣れるということが非常に難しいからです。 様々な新しい環境に適応しやすい反面、この時期に体験した怖い記憶は生涯を通して怖がる傾向もあります。そうした特徴からも感受期と呼ばれることもあります。 では、この時期にしておきたい3つの社会化について具体的に解説していきます。1.犬同士で遊ぶ機会をつくること 3回目のワクチンが終了してから他のワンちゃんとふれあいをするように、と獣医師から言われることもありますが、 (伝染病の観点からは間違っていませんが)3回目のワクチンが終わるころには子犬の社会化期が終わってしまい、他の犬に慣れる機会を失われてしまいます。 子犬のころに他の犬と接する機会がなかった犬は、 いわゆる「自分を犬だと思っていないわんちゃん」になってしまい、 他の犬を怖がったり正しい距離を取れない傾向があります。 子犬同士ではけんかを通して力加減を学び、 また先輩犬からは時に怒られながらも犬社会のルールを学びます。 ドッグランのような不特定多数の犬がいる場所などは避けつつも、 感染症の予防をしっかり行っている犬同士が触れ合う機会は積極的に作るようにしてください。2
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子犬の破壊行動の対処法│子犬のニーズを満たせてますか?

子犬がタオルや紙をびりびりに破ったり、家具を壊してしまったり……。 「叱ってもやめない」「いつ落ち着くの?」と悩まれている飼い主さんも多いのではないでしょうか。ですが、実は「破壊行動=悪い行動」ではありません。 この記事では、行動療法に携わる獣医師の視点から、破壊行動の原因・すぐにおうちで出来る具体的な解決法をわかりやすくまとめました。 子犬の「困った」が「安心」に変わるヒントになれば嬉しいです。 そもそもなぜ、破壊するのか。子犬は実際に口にくわえてにおいをかぎ、探索をすることで未知のものに対して「これは安全」「これは危険」ということを学びます。 ちょうど人の赤ちゃんが手に届くものをなんでも口に入れてしまうのと似ています。特に子犬の時期は狩りの仕方を学ぶ大事な時期です。 においをかぐだけではなく、それを引き裂いて中身を出します。つまり、子犬にとっての破壊行為はまったくの「正常行動」であり、 犬にとってはごく自然な行為であると言えます。ただ、人間社会で一緒に暮らしていく以上、 ルールを守って生活してもらわないと困りますよね。 噛まれないためにできること破壊行為で一番最初に取り組んでほしいことは、 「噛まれて困るものを子犬の届くところに置かない」 ということです。 噛んだら子犬を叱ってください、というしつけ本も見かけますが、 子犬を正しく𠮟るのは相当難しいことです。子犬にはなぜ叱られているのかということが理解できません。また、くわえているものを無理やり取り上げるのもNGです。 所有制攻撃行動を誘発することになり、 人間に対してうなったり、噛みついたりする原因になります。 大切なこと
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