慢性炎症とメンタル疾患の関係
炎症には怪我や感染症の際に起こる急性炎症と、体内でくすぶり続ける慢性炎症があります。急性炎症は症状が強く出るので分かりやすいです。そして比較的短期間で治ります。慢性炎症は気づきにくい慢性炎症とは、急性炎症が治り切っていない場合やウイルスや菌などによる刺激を受け続け組織障害が残る炎症です。症状はあまり出ないので分かりにくく、血液検査による炎症反応の数値も正常範囲内だったりします。また、内視鏡で見ても分かりにくいのも特徴です。例えば慢性上咽頭炎は通常の耳鼻科に行っても慢性の炎症と診断されない事が多いです。慢性炎症が脳に及ぶとメンタル疾患のリスクに慢性炎症が怖いのは、長期に続くことでアルツハイマー型認知症や癌の原因になり得るからです。慢性炎症は脳にも及びます。炎症があるとトリプトファンからセロトニンに変化する過程が阻害されてしまいます。脳の慢性炎症の原因は食事由来の物が多いですが、ストレスで分泌されるサイトカインも炎症の原因になります。また、腸に慢性的な炎症があると不快な信号が脳に伝わりストレスとして感知されます。慢性炎症性疾患があるとうつ病のリスクも増える内臓肥満、糖尿病、心臓血管疾患、歯周病なども慢性炎症疾患の一つです。糖尿病患者さんは、うつ病を発症しやすいとの研究結果も出ています。
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