「歯周病」と「糖尿病」の関係
歯周病菌への免疫反応として出されるサイトカインが、糖分を細胞内に取り込む役目をするインスリンの機能を阻害する。その結果として血糖値が上昇し糖尿病につながる。
サイトカインとは、 生体を構成している細胞が分泌するタンパクで、 自身、 周囲の細胞に増殖・分化等を調節するシグナルを伝えています。
「歯周病」は、「糖尿病」の合併症です。また、「歯周病」も「糖尿病」へ影響をおよぼすことがわかってきました。
「糖尿病」患者の「歯周病」を治療することで血糖値が改善し、血中HbA1c濃度がおよそ1%低下するとの報告があります。
これは、歯周病菌の減少や歯周組織の炎症の改善により炎症性サイトカインが抑制されて、インスリン抵抗性が改善されるためである。
「歯周病」には、「歯ブラシ」「フロス」「歯間ブラシ」が有効ですよ。