「歯周病」と「骨粗しょう症」の関係

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「歯周病」と「骨粗しょう症」の関係

女性、特に閉経後の女性に多く見られる「骨粗しょう症」「骨粗しょう症」とは、骨の強度が低下してもろくなり、骨折しやすくなる病気です。「骨粗しょう症」は、歯槽骨を含む顎骨の骨密度を低下させ、「歯周病」に、かかっている場合には、歯槽骨吸収がより進みます。

閉経により女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌が減少すると、骨密度が低下して「骨粗しょう症」を発症するリスクが高まるだけでなく、「歯周病」も悪化しやすいことがわかってきています。

「骨粗しょう症」にかかっている人は、「歯周病」にかかりやすく、重症化しやすい傾向にあります。 また「歯周病」によって歯を失うと、かむ能力が低下して、食物の消化吸収力の低下を招きます。 その結果、ビタミンDやカルシウム不足、低栄養となり、「骨粗しょう症」を悪化させることがあります。

「歯周病」を治療することで、「骨粗しょう症」の進行も抑えられる可能性があります。「骨粗しょう症」のある閉経後の女性を対象にした調査では、「歯周病」の治療により歯周組織の炎症をコントロールできている人は、「骨粗しょう症」の治療を受けていなくても、骨密度の低下の進行を抑えることができていました。

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