「歯周病」と「肺炎」の関係

記事
コラム
「歯周病」と「肺炎」の関係

口腔内の細菌が気管に入り、体力を消耗した患者さんでは、肺の中で歯周病菌が増殖して「肺炎」を起こします。

特に、高齢者、認知症、脳血管障害、手術後などの状態では、嚥下反射と咳反射が低下して、誤嚥を生じ、歯周病菌やその他の口腔内細菌が肺に感染して、誤嚥性肺炎を起こします。

誤嚥性肺炎とは、口の中の細菌が肺に入り込み炎症を起こす「肺炎」です。

「歯周病」があると誤嚥性肺炎のリスクが高くなります。

なぜなら、歯周病菌は「肺炎」の原因菌と一緒に気管を通り、「肺炎」の原因菌などが気管支や肺の粘膜にすみつくのを助けるよう働くからです。

また、「歯周病」を起こしている歯茎は炎症性物質を放出するため、これが唾液などに混じって気管支や肺に入り込むと「肺炎」を悪化させるのです。

口腔ケアーでお口の中を清潔にして、歯周病菌などの細菌を減らすことが、誤嚥性肺炎の予防につながります。

口腔ケアの基本は、歯ブラシ、フロス、歯間ブラシ、舌ブラシなどを用いて、細菌を取り除くことです。


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す