ポートフォリオは架空。でも、うちの猫だけは本物

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これまで4件、LINE公式アカウントのデモを作ってきました。そろばん教室、保護猫カフェ、就労継続支援B型、歯科医院。どれも実在のクライアントがいるわけではなく、ポートフォリオとして公開していますが、受注実績ではありません。

以前の記事でも書きましたが、実績がないのに「専門としています」と名乗っていいのか、ずっと引っかかっていました。今回は少し角度を変えて、「架空だけど、嘘のないもの」をどう作っているかを書いてみようと思います。

ちなみに、保護猫カフェのデモには3匹の猫が登場します。そのうち1匹は、私が実際に飼っている猫がモデルになっています。「甘えるのは下手だけど、誰よりもそばにいてくれる優しい子」というキャラクター設定は、ほぼそのまま実際の性格です。架空の案件だからといって、何もかも想像で作っているわけではありません。

経験を足がかりにした3件


4件のうち3件は、自分の経験が土台になっています。

歯科医院は、実際に自分が歯科医院で受付として勤務しているからこそ作れたデモです。患者さんから実際に受ける問い合わせをもとに設計しました。ただ、経験だけに頼ったわけではなく、実際に稼働しているクリニックのLINEもリサーチしました。予約の設計一つとっても、Googleフォームで情報を受け取る方法もあれば、タップで直接電話発信する方法もあり、クリニックの運用スタイルによって最適な形が変わることがわかりました。

就労継続支援B型も、過去に勤務した経験があります。ここでも、実際に稼働しているB型事業所の公式LINEを友だち登録して参考にしました。経験があるからといって、それだけで作らない。実際に動いているものを見て、答え合わせをするようにしています。

保護猫カフェは、自分が猫を飼っていることがきっかけです。冒頭で触れた通り、3匹のうち1匹だけ、うちの猫をモデルにしました。

3匹全部を自分の猫に寄せることもできましたが、あえて1匹だけにしました。全部が実体験ベースだと、逆にリアリティがぼやける気がしたからです。1匹だけ実在のモデルがいることで、残りの2匹の作り込みにも自然と力が入りました。

あえて経験のない業種を選んだ1件


そろばん教室だけは、自分に経験のない業種です。

正直、選んだ理由に深いものはありません。ただ、そろばん教室のような習い事は公式LINEを使う需要がありそうだと感じたことは、選んだ理由のひとつだったと思います。

経験のある業種ばかりでデモを作っていると、どうしても自分の得意な形に寄っていきます。だからこそ、あえて畑違いの業種にも挑戦しておきたいという気持ちもありました。

経験とリサーチ、両方を使う


4件を振り返ると、経験がある業種でも、経験だけに頼らずリサーチで裏を取っている。逆に経験のない業種では、需要という現実的な視点から選んでいる。どちらのパターンでも、想像だけで完結させないようにしていることに気づきました。

デモはあくまでデモで、実績ではありません。ただ、作る過程で手を抜いているつもりはありません。実体験であれ、リサーチであれ、何か嘘のない裏付けを持たせること。それが、今の自分にできる誠実さなんだと思います。

今回もお読みいただきありがとうございました。
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