「専門としています」と、まだ言えない話

記事
IT・テクノロジー

先日、ある案件に応募することになりました。

LINE Harnessという、LINE公式アカウントを構築するためのツールを使ったお仕事の募集です。応募文を書きながら、自分の経験をどう説明しようか考えていたときに、ふと手が止まりました。

「LINE公式アカウント構築を専門としており」

そう書こうとして、あれ、と思ったんです。

私はまだ、受注実績がありません。これまで作ってきたのは、歯科医院、B型福祉施設、保護猫カフェ、そろばん教室と、業種の異なる4件のデモアカウントです。どれも実在のクライアントから依頼を受けたものではなく、自分で業種を想定して、一から作ってみたものです。

実績がないのに、「専門としています」と名乗っていいんだろうか。

気まずさというより、もっと単純な疑問でした。これで名乗る資格が自分にあるのか、というところに引っかかったんだと思います。

少し考えて、言葉を変えました。

「LINE公式アカウント構築を専門分野として取り組んでおり」

たった数文字の違いです。でも、この言い換えをした瞬間、ホッとした自分がいました。

受注実績には結びついていない。それでも、取り組んでいること自体は嘘じゃない。デモを4件作ってきたのは事実だし、その中でステップ配信やリッチメニュー、Googleフォーム連携なんかも一通り触ってきました。実績として胸を張れるものはまだないけれど、行動してきたことは、確かに自分の中にある。

「嘘をついていない」

そのことに、単純にホッとしました。

この先、実績が積み重なっていけば、いつか「専門としています」と迷いなく書ける日が来るのかもしれません。でも今はまだ、その手前にいます。

背伸びをして名乗るよりも、今の自分の状態に合った言葉を選ぶ方が、結局は自分にとって誠実なんだろうなと思います。

取り組んでいること自体は、嘘じゃない。

そのことを確認できただけで、単純によかったな、と思っています。

今回も読んでくださり、ありがとうございました。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す