違いが差に思えるときがある

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「違い」と「差」は違う。

こういう話をすると、言葉遊びと言われる。

でも、何かを変える時には必要なことだと思う。
思い→言葉→行動→習慣、の流れだ。発見した言葉から行動を変えていく。


「他人との違い」を見つけると、すぐにその「差」を埋めようとしてしまう。その理由を探せば、他人と同じ方向ばかりを見ている自分に気づく。

ウサギが負けた本当の理由というのは何でしょう?
それは、ウサギはカメを見たからなんです。

えっ?と思われるかもしれませんね。
でも、ウサギはのろまなカメを見て、「手を抜いても大丈夫!」と思ってしまったんです。そしてなぜカメが勝ったか?それは、ウサギを見ずに自分のゴールだけを見続けたからです。

これは、たとえ話です。


人生というのは、とにかく自分以上の能力の人を見て、劣等感を持ったり、不快な感情を持ったり、やるべきことをやらず結果的にその気持ちが「負け」の現象を作ったりすることがあります。

またある人は自分の能力以下の人に目を向けて、仕事をサボったりすることも出てくるでしょう。ですが本当の勝利者となる人というのは、常に自分のペースを見失わずゴールに向かって歩み続けている人です。

人生の成功は、決して早い人が勝つとは限らない。強い人が勝つとは限らない。本当に勝つ人というのは、あきらめずに自分の目標を見失わずに歩み続ける人です。その人が最後に勝つんです。


「あきらめずに、目標を失わずに、ウサギを見ずに頑張れば、本当に最後に勝つことはできるのか?」・・わかりません。
成功するかもしれません。成功しないかもしれません。
これが現実です。でも、その現実は一部の現実です。

「カメは全然頑張っていません」
「競争にも勝ち負けにも興味がないんです」
カメは、ただ、道を前に進むこと自体が楽しいんです。

想像してください。地面に這いつくばって前に進む、カメにしか見えない世界、地面から数センチの世界・・。その素晴らしい世界を楽しむだけに、ただカメは前に進むんです。

一般的には、ウサギは速く走れるから油断してカメはコツコツ歩いて頑張っていると捉えています。
しかし、そうではなくて目に前のことを目いっぱい楽しんでいるだけ。
なぜならカメは、切り株で休んでいるウサギを気遣うこともなく、声をかけることもなく、そのまま行き過ぎてしまいます。


他人との違いを見つけて、その差を縮める努力は否定しない。
目標は必要です。
でも、疲れたら自分の見ている世界に気づくことも必要。
他人と同じ方向ばかりを見ていないだろうか?

カメにしか見えない世界、自分にしか見えない世界、
これを探すことも楽しいものだ。
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