「私は楽しく仕事をしたいだけ」この言葉よく聞きます

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ビジネス・マーケティング
仕事現場で働く人から、こんな言葉がよく聞かれます。

「私は、ただ楽しく仕事をしたいだけ」
「そのために職場の良くないところは言っていきたい」
「言ってもダメではいけない」
「言わなきゃ何もかわらない」

確かにそうです。
間違っていません。
でもこんな言葉はどの職場でも聞こえてくる言葉です。
そしていつまでも絶えることのない意見です。

職場が楽しくない原因は何なのか?

「職場の雰囲気が悪い」
「言われたことはわかるが、言い方が嫌だ」
「言いたいことが言えない雰囲気がある」

これもうなづけます。

「だからみんなで話し合って」・・・・となります。
そして話し合いの機会を作り、緊張の中
「こうして欲しい」「ああして欲しい」と意見を出し合います。
歳も重ねた大人の集まりですから、「わかりました」「直します」と
一定の理解は得られます。

でも、その話し合いの集まりが終われば
今度はあちこちで、二人三人と仲のいい仲間でひそひそ話が続きます。
スッキリとした状態はなかなか得られません。


私は、「楽しく仕事をしたい」という考えを否定しません。
でも、そのために他人を変えようとするのは無理があるように思います。

楽しく仕事をするために、仕事のやり方を変えるのは可能です。
それぞれの行動を変えるのは必要なことです。
でもそれぞれの考えや気持ち、性格までに踏み込むのは
ちょっと無理があります。

ではどうしたいいのでしょう。

私は、「ただ仕事は楽しい」「楽しいな」と思うようにしています。

その根拠はありません。
そして、やるべき仕事を行動として淡々と行うのみです。

周囲の環境や他人を変えることで、「楽しさ」を求めても
中々前に進むことはできません。
そしていつの間にかストレスがたまり職場が嫌になります。

根拠のない「楽しいな」は、不思議と他人に伝染します。
笑顔は隣の人の笑顔をつくり、やさしい丁寧な言葉は、
別の人にも伝播します。


根拠のない「楽しい」でも、今を楽しんだ方がいい。
そして、あれもこれもやらなきゃと行動をがんじがらめにしない。
100%ではなく、80%に行動を留め余裕を作る。
「やること」と同時に、「やらないこと」も決める。
時には、愚痴を言ったり弱音を吐く自分や他人を許す。
そんな 「しなやかな強さ」 が職場に必要なのでは。

強く吹く風は、柳の木のようにしなって逃がす。
風から逃げるのではなく、風を逃がす。
風はそのうちおさまります。

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