こんにちは、今日は7月6日です。
今回は、意識の第3段階のどっぷりステップから旅立ちステップへの育成方法を探求します。
第3段階のどっぷりステップの特徴は、「顧客・組織の期待に応えるイメージが内在化し、相手の意識を言語化できるようになる」でした。
そして旅立ちステップの特徴は、「相手の意識の言語化力が強化され、改善・変革意識が育つ」です。
そうです、キーワードは言語化能力がアップするということです。言語化能力がアップするということは、細かい違いを意識できるようになるということです。それゆえ、これまで“おかしい”と思わなかったことにも矛盾を感じたりするようになります。
どっぷりステップの人材は、部下から矛盾や間違いを指摘されても、上司やお客様ファーストで思考回路が働きますから、その思考回路の正しさを躍起になって説明するでしょう。
しかし旅立ちステップの人材は、指摘されたことや気づいたことをいったん受け入れ、正しい方向性を模索します。おそらく部下は、懐が広くなったと感じるのではないでしょうか。
正しい方向性かどうかを判断するためには、視野の広さが必要になります。そのためには、他部門の人材や他社人材との交流や自身の専門分野の深掘りやアップデートも必要になるでしょう。
私が視野の広さの必要性を感じだしたきっかけは「任せられた」経験が大きいと思っています。任せられたからこそ、良い結果を残したい、そう考えていろいろな領域の勉強をがんばりました。
任せられたから良い結果を残したい、これは上司やお客様に認められたいという気持ちも働いていますから、どっぷりステップ人材の特徴を表しています。つまり、どっぷりステップ人材として活躍することと視野を広げることは矛盾していないことになります。
そして皮肉にも視野が広がることで「いままで期待に応えるために頑張ってきたが、本当にこれは会社やお客様に役立つのか?」と考え出すのです。
そしてこれまでのやり方だけではなく、第二の道、第三の道を考え出すことができるようになります。視野が広くなったから、あるいは専門分野についてより深く知ることで知見が広がったからこそ、よりベターなやり方が浮かんでくるのです。
こうやって言語化能力や思考回路は成長していき、自分の考えを実行することで、本格的な旅立ちステップ人材に成長していきます。
しかし、ここで下記のような大きな課題が横たわっています、
(1)本人が「視野を広げたい」と思わない
(2)思ったとしても「忙しい」などを理由に、大きな意味で勉強時間が取れない
(3)提案をしても、第二第三の道をやらせてくれない
一つひとつ考えていきましょう。
(1)はさらに「①視野を広げる必要性に気づいていない」と「②気づいてはいるがやる気がない」の2つに分かれます。
まず、①です。意識の第3段階の仲間入りを果たし、相手の期待に応えるイメージが自分の中に定着しだしたどっぷりステップ人材なのですが、おそらく上司やお客様の期待に応えることに必死になっている状態なのでしょう。
自身の能力向上の必要性には気づいているのですが、もう少し大きな枠組みで俯瞰できていない状態なのです。しかし知識や能力向上は大切なことですから、継続してもらいましょう。継続してもらいながら、将来の方向性について話し合いましょう。
将来の方向性とは、組織のこと、自身のキャリアのこと、部下に関することです。
先の話をすることで、いまの延長線上でカバーできるスキルや能力でも、カバーできないスキルや能力でも、どうすれば効率的に身に着けることができるのかを一緒に考えることで、視野の広さの必要性を感じるはずです。
②については、やる気がないのですから、じっくり対話することをお勧めします。その際、以前にもお話ししましたが、「どういうことでそう考えだしたのですか?」というように具体的経緯を聞いてその人材の現時点での価値観を知ることに努めましょう。もちろんいきなりその価値観を質問しても絶対に話してくれませんから、当たり障りのない話題からしっかり傾聴していきましょう。
傾聴では、以下のことを忘れないでください。
『傾聴の心構え:自分の聞きたいことではなく、相手の話したいことを聴く≒話させ上手』
・最後まできく
・「問題の解決」ではなく「問題の理解」を心がけきく
・「感情」と「事柄」の両方をきく
・相手の価値観を知るためにきく
価値観を知ったら、その後の面談で問題は生じていないかを確認しながら、相手の関心のあることに対しての将来の方向性について話し合いましょう。もちろん上司であるあなたがその部下を支援するためです。
次回は、上記の(2)と(3)について深めていきたいと思います。
ココナラで皆さんの成長支援を行えることに感謝いたします。
どうそよろしくお願いいたします。