「私悩んでいるんです。」「苦しいんです。」
そうですね、苦しいですね。
本人は一生懸命苦しがっていますし、悩んでいるのです。
占い師としては、なんとかそこを抜け出してもらいたいと思います。
ただ、ここでちょっと考えてみましょう。
「悩む」ってどういう事なんだろう。
実はみなさんが思っている「悩む」にはふたつの、全く違う「悩む」が存在します。
ひとつは本当の意味での「悩む」
これは、今の状態を少しでもよくするため、分析したり状況を書き出したりして考えて、アイデアを出し、次のアクションをどうするのか結論を出そうとしている悩むです。
もうひとつは「悩んでいるフリをしている悩む」
これがやっかいです。本人は本気で苦しんでいるんです。でも苦しんでいるだけで、全くその場から動かない。症状も「苦しんです」だけか、それに近い事を言うだけ、何をすればいいか案は出さず、アクションも起こさない。だから苦しんでいる、そして「悩んでいるんです。」
このふたつ目の「悩んでいるふり」は何も解決しません。多くの場合本人も解決を望んでいません。なので占い師として、カードを見ながらいくつかの次のステップをご提示しますが、それはやりたくない。できない。無理という返事が来ます。ずっとこの悩んでいる状態の中にいたいのです。それはまるで、少し浮き上がったかさぶたをいじいじしているように。もうすぐ抜けそうな歯にヒモをつけていじいじ引っ張っているように。その状態の中に居たいのです。そこから出ていくのが怖いのです。
そういう「悩み」の中にいることを望んでいる方には、本当にどんな薬を差し上げたらいいのか・・・難しいですね。
ただ、最後にこそっと余談のように付け加えます。3000文字の中の1行なので気が付かないで読み飛ばしてしまうことを祈りながら。
「そこにいる間にも人生の時間は過ぎ去っていくのです。」と。
結婚したいのに、結婚できない相手と一緒にいらっしゃる方には、もう少しだけわかりやすくお伝えします。それくらいしかできないのです。
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