受験に本気だからこそ、“心”と“体”の成長も守ってあげてください
最近、授業や面談でお子さんに会うたびに、ふと思うのですが、、、。
「あれ? 背が小さい子が多いな…」
もちろん、子どもの成長には個人差があります。体質や遺伝の影響もあります。
でも、ここ数年の傾向は明らかに変わってきています。
中学受験を本気で頑張っている子ほど、身長の伸びが遅い。
そんな印象を現場で強く持つようになりました。
「成績は伸びた。でも背が伸びない」現象
多くのご家庭で、
こんな生活が日常になっています。
『学校から帰ってすぐ塾へ』
『帰宅は21時過ぎ』
『ご飯とお風呂を済ませると22時』
『宿題と復習で23時を回る』
『翌朝6時半に起床
睡眠時間は6時間前後。
しかも、塾後にお腹いっぱいご飯を食べ、スマホやタブレットで少しダラダラしてから就寝。
このサイクル、子どもの身体には明らかに負担が大きいです。
成長ホルモンが出るのは「夜10時~深夜2時」
身体の成長に欠かせない「成長ホルモン」、これが最も分泌されるのは、『夜10時〜深夜2時のゴールデンタイム』と呼ばれる時間帯です。
この時間に熟睡できているかどうかで、
子どもの背の伸び、骨や筋肉の成長が大きく変わります。
しかし、中学受験生の多くはその時間にまだ机に向かっています。
塾で疲れ果てた体にムチを打って、眠い目をこすりながら机に向かう。
これでは、脳の学習効率も悪いですし、
成長ホルモンもきちんと分泌されません。
「成績」と「成長期」を天秤にかけてはいけない
中学受験は確かに人生の一大イベントです。でも、それは「未来の可能性」を広げるための手段であって、子どもの成長そのものを削るものではないはずです。
受験が終わってから「なんだか身長が低い気がする」
「思春期が来るのが遅い気がする」と気づいても、成長期はもう戻ってきません。
だからこそ、今意識してほしいのです。
身体の声にも耳を傾ける親であってほしい
お子さんが「大丈夫」「眠くない」と言っても、それは本心ではないかもしれません。
子どもなりに「頑張らなきゃ」「親をがっかりさせたくない」と思って、
『無理をしていることも多いのです。』
『寝る時間は十分にとれているか?』
『塾弁だけで栄養は足りているか?』
『寝る直前までスマホや動画を見せていないか?』
子どもの身体は、正直です。
イライラが増えていたり、風邪を繰り返していたり、ふとした時に涙が出ていたりしていないか。
それが、無理のサインかもしれません。
最後に:心と体、どちらも「育ててあげる」受験であってほしい
偏差値が5上がることも嬉しい。
志望校に受かることも大きな成果です。
でも、しっかり寝て、しっかり食べて、元気に笑っていること。
それがなければ、合格してもその後が続きません。
受験の結果だけでなく、「受験の過程」で心と体を育ててあげる。
それこそが、親として本当にやるべき“伴走”ではないでしょうか。
子どもの身長を伸ばすには、子どもを“急がせすぎない”ことが、意外と一番の近道なのかもしれません。
ここまでが現場を知らない綺麗ごと。
ネットによく出ていることをまとめると、
だいたいこんな感じですね。
ただ、この内容って現場の感覚とは、
かなり違っています。
中学受験をするご家庭は
こんなことは百も承知です。
このような記事は頑張っているご家庭を、
ある意味冒涜している気さえします。
小6になって皆さん睡眠時間は
かなり気にしています。
食事もしっかり摂っています。
中学受験をしない子よりも、
ある意味規則正しい生活をしている気がします。
では、なぜ背が伸びないのか?
一つは、一昔前に比べて小4までの塾通いや習い事が増えて、かなり忙しくなっていること。
もう一つは、昔よりも親と子供の関係が親密になっている上に、昔の中学受験より過熱気味なので、親からのプレッシャーをモロに感じるようになっていること。
もう一つは、小4までに単純に体を動かす機会が減っている気がします。
こういったことが複雑化に絡み合って、
小6の時点で背の小さい子が増えている気がします。
そうすると、小4から本格的に中学受験の勉強に入る前に、たっぷり体を動かしてたっぷり寝て、さらに習い事や家庭学習を通じてケジメを覚えさせて、少しずつメンタルを鍛えておく必要があると思います。
小1から塾に行くことは悪いとは思いません。ご両親が忙しく子供の勉強を見てあげられないので、外注しているだけです。ご家庭で勉強することと変わりません。
ただ、早い時期から塾に行くことでたくさんの時間をとられてしまって、本来やるべき運動などが削られてしまうことは、あまり良くないと思います。
また、早くから塾に行かせている親の負い目から、子供がどんどんわがままになって、ケジメを学ぶ機会がなくなるのも良くないと思います。
ケジメがなくメンタルが弱く、また体力がない状態でいくら素晴らしいことを教えても、ほとんど身につきません。土台がしっかりしていないと、ボリュームゾーンから抜け出せません。
そう考えると、小4までに体力をつけ、さらにメンタルを鍛えておくことが、小6で伸びに繋がると思います。
勉強を早く始めたからと言って、他の子を出し抜けるわけでもないです。早く始めれば始めるほど、小6になる前に子供が燃え尽きる危険もあります。子供からすれば小4からでも充分に長いです。
小4までのご家庭の方針がかなり影響しますので、子供の状況をよく観察していただいて体力とメンタルを鍛えてあげてくださいね!中学受験に1番大切なのは『ケジメ』だと思います!頑張ってください!