(生徒指名)A.S
(合格校)富士見丘中学校
(授業形態)オンライン、対面
(生徒のコメント)
私は集団塾に通っている時は、友達に会うことだけが楽しみになっていて、授業では考えずただ椅子に座っているだけでした。
その時は行っているだけで成績は上がると思っていました。思った以上に上がらなかったけれど、自分はそれでいいと思い通い続けました。
坂田先生に出会い、自分は思っていた以上に何も出来ない事に気付きました。
先生は1から優しく楽しく教えてくれました。
国語で記述を何回も書いても書いて欲しい解答とは別の方に行ってしまう時、自分では『もうできない』と諦めていましたが、先生は筆者の言いたい事を考えて書けば良いんだよと教えてくれました。必死で考えて書いたら、解答に少しずつことができました。
国語だけではなく算数も私のレベルに合わせた問題を出してくれて、入試に出そうな問題も先生が考えてたくさん用意してくれました。
先生と一緒に勉強した10ヶ月間に大変なことも多くあったけど、がんばりました。
これから6年生になる人も、先生の言う通りにがんばれば、必ずしも受かります!!
ありがとうございました。
(指導方針、指導内容に対する感想)
娘は幼く、難しいかなと感じつつも、学校での出来事や人間関係なども考え、中学受験を決めました。私自身が中学受験で失敗し、自己肯定感の低下からなかなか抜け出せず、その後の人生に微妙に暗い影を落としていることもあり、受験をするならとにかく高みをめざすよりも、娘が前向きに学生生活を送れるような学校を見つけ出し、合格させてあげようというのが夫婦で最初に話したことでした。
塾にも通い始めましたが、娘が書いているとおり「思った以上に」成果は出せず、塾のノートや宿題を見ても明らかに娘にはキャパオーバーな難しい問題が並んでおり、これでは本当に座っているだけだということで、別の道を探しました。
個別指導といっても若い先生が辞めないように楽しく見てくれるだけでは間に合わないだろう、ここはプロの力を借りるしかないとリサーチしましたが、先生の実績やウエブサイトの合格体験記を読めば読むほど、今の我が家の状態を見ていただくのはどうにも気が引けて、しばらくはご連絡できずにいました。
意を決しメールでご相談したところ、すぐに面談をしていただき、なんとか時間を作ってくださったのに、ぐずぐずと甘える娘…親としてはずかしく、申し訳ない場面も多々あり、自らの子育ての至らなさを突き付けられることの連続でしたが、坂田先生は見捨てず、その時々の調子を見ながら、勉強以前のことも親身に寄り添ってくださり、娘の精神的な部分を大きく成長させてくださいました。
30分ほどのすきま時間もZoomで見ていただいたり、授業前後に目の届くところで自習させていただいたり、先生との信頼関係も日を追うごとに深まっていきました。
また1月校で迷った時も「正直本人が気に入りそうで、もしもの時に通っている姿が浮かぶ学校がありません」と直球アドバイスをいただき、模試も1回のみ、志望校を絞ってからは「無駄なことはしません」と、今の娘に必要な問題を繰り返し解かせてくださり、こちらとしても何の迷いもなく、先生のご指導通りにすすめればよいのだと落ち着いて勉強に取り組ませることができました。
国語の記述問題は最後まで渋っていましたが「とにかく手を動かす!」を続け、なんとか文章(のようなもの?)が書けるようになり、最後の2週間ほどは「間に合わせるよ」を合言葉に二人三脚で仕上げていただきました。子どもの力は当日まで伸びるのだということ、ピークを2/1に持ってくるというプロの仕事を改めて実感させられました。
また、先生と自分だけの道を進めばよかったので、友達や保護者同士の余計な情報は一切耳に入らず、見栄やプライドとも無縁で、コンパクトに受験を終えることができました。もし塾に通い、うわさ話や偏差値に一喜一憂し、言われるがまま複数出願やチャレンジ受験を重ねていたら親子共に疲弊しきっていたことでしょう。
志望校合格も嬉しいのですが、それ以上に「勉強に向かう姿勢」や「嫌なことに耐える精神力」など、根っこの部分を作っていただけたことがとてもありがたいです。トップ層ではない子の受験は、ここに大きな価値があるのではないかと感じています。理解力のあるお子さんを教えていく方がはるかに楽しく、実績も上がると思いますが、先生は我が家を見捨てず、娘の現状に真摯に向き合って指導してくださいました。坂田先生に出会えて、親子共に成長させていただき、心から感謝しています。
(余談…)
我が家はいわゆる「ゆる受験」でしたが、それでも子の体調管理や遊びたい家族(!?)との調整など、やらないといけないことはスルーできませんし、アイドル大好き、曲が聞こえれば歌いだし、鏡を見れば踊りだす娘にはなかなか理屈が通じません。このまま地域の学校には行きたくないけど、自分で勉強なんてどうやったらいいかわからないし、嫌なことからはできるだけ逃れたい…もとより本人が戦う顔をしておらず、自走できないため、世間のイメージ程、本人にとっても家族にとってもゆるくはなかったと思います(笑)。
先生と一緒でなければ乗り越えられませんでした。
また、「息抜きが必要じゃない?」と遊びに行く計画を立て(息抜きが必要なほど切羽詰まってやれてはいないし、本人も言われなければ望まなかったのでは?)、受験当日に「どう?受かりそう?」と無邪気に声をかけ、会場が賑わっていたと言えば「もっと受かりやすいところを探して出願しておくべきだったんじゃない?」など余計なアドバイスを悪気なく行い、最後まで成長しなかったのは夫でした・・・
娘と先生と、10か月共にやってきたこちらはこの選択をしている、受験に絶対はないとはいっても自信を持って送り出している、娘が心から気に入り、前向きに頑張りたいと熱望する学校を探し出すことができ、先生と一緒に、ようやくこのレベルに持ってくることができたのだから…もし1回目にダメでも2回目を頑張ればよい!とこちらだってセカンダリーは考えているのに…!とまくしたてたい衝動に駆られましたが…送り迎えなどできることはやって、出費も惜しまず、暗くならずに応援してくれたのだから感謝して前に進むことにします。
ここから娘がどのように成長してくれるのか、楽しみにすることができるところまで持ってきてくださって、本当にありがとうございます。まだまだ先生のお世話になりますが、どうぞよろしくお願いいたします。