【中学受験】偏差値の高くない学校の人気が急上昇!2026年組も本当に油断禁物です。
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学び
定員割れの学校が人気校に!
2、3年前だったら、極端に言えば去年だったら
定員割れの学校が今年は人気校に変貌しました。
学校説明会もとても盛況だったそうです。
2025年度に応募者数を大きく伸ばした学校
佼成学園女子、
女子聖学院、
白梅学園清修、
トキワ松学園、
富士見丘、
文京学院大女子、
国士舘、
桜丘、
品川翔英、
成立学園、
多摩大目黒、
千代田、
東京立正、
文教大付、
明星、
目白研心、
藤嶺学園藤沢、
アレセイア湘南、
北鎌倉女子学園、
湘南学園、
日大藤沢、
和洋国府台、
麗澤、
細田学園、
武南 などです。
人気校になった原因① 公立中学に行かせられない。
この層の受験生は
親からたっぷり愛着を注がれ、
わりと自由に育てられています。
悪く言えば
『親の言うことを聞かなくったわがままな子』です。
ご両親がそのことに気がつき、
『このまま公立中学に進学すると、内申点が取れるか不安だし、
みんなと馴染めるのかも不安』
ということになり、
急遽中学受験に参戦してきました。
人気校になった原因② 高校無償化
高校が無償化されることがわかり、
『高校で無償化されるなら、中1から私立に入れても経済的にも問題ない』
ということになりました。
人気校になった原因③ 世間の目を気にしないご家庭の参戦
一昔前の中学受験は
『できるだけ偏差値の高い良い学校に入れる』
というお考えの方がほとんどでした。
ご両親の学歴があまり高くないご家庭で、
『子供には良い学歴をつけさせて
自分たちよりも幸せにしてあげたい』
というご家庭が多かったのですが、
最近は
『自分たちの子だから高望みしても仕方ないから、
子供に合った学校で幸せに過ごして欲しい』
というお考えのご家庭が増えてきました。
特にお嬢様がいらっしゃるご家庭に多いです。
人気になった学校に女子校が多いのも、
その理由が影響していると思います。
人気校になった原因④ 学校側の努力により、子供から見て魅力的な学校が増えた。
一昔前の中学受験では、
偏差値を上げない限り人気が出ない
という傾向がありました。
そのため、学校側も目立った努力は見られなかった気がします
(学校側の皆さん、申し訳ありません!)
ただ、
最近はいろいろな特色を出されて、
子供たちに魅力的に見えているようです。
その代表例は制服ですが、
その他にも留学、英語、マナー講座など
いろいろな特色を出されています。
偏差値が低いからといって油断は禁物です!
小学校の勉強もままならない子たちが
中学受験に参戦してきますので、
当然なことなのですが
塾の通常の授業ではレベルが高すぎて
ほとんと理解できません。
そのため、
まずは学校の勉強レベルから
しっかり習得してください。
ここを疎かにすると、全く伸びません。
焦る気持ちはわかりますが、
じっくり正確に進めてください。
この子たちの合格は格別なものがあります。
御三家などの
偏差値の高い学校に受かるのも当然嬉しいですが、
この偏差値帯の子たちを合格させるのは、
それとは違った格別の喜びがあります。
この子たちが合格していくには、
学校の勉強をできるようにする。
そのためには、
文章の読み方、書き方、話し方、ノートの取り方、
えんぴつの持ち方、生活習慣、語彙力の無さ、
筆算の仕方などを細かく教えて変えていきます。
この作業は気の遠くなるような作業なんです。
ただ、
この作業を淡々と進めていると、
子供が別人のように成長していきます。
精神的にも大きく成長します。
点数の変化よりも人間的な成長の変化の方が、
はっきりとわかるようになります。
ご両親も子供自身も
この成長を本当に喜んでくれます。
もちろん合格しても喜んでいただきますが、
『合格以外にも喜んでもらえることがあるだ!』
という新たな発見がありました。
本当に格別の喜びです。
皆さんも諦めずにぜひ頑張ってくださいね!