伝家の宝刀『あなたが中学受験をしたいと言ったんでしょ⁉️』 一歩間違えると教育虐待です。
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学び
この時期になると
毎日のように耳にするこの言葉
『あなたが中学受験をしたい!と言ったんでしょ⁉️』
確かにそうだと思いますが、、、
この時期に来ても
スイッチの入らない子に言っても
おそらく無駄だと思います。
上位校を受ける子たちには
この言葉も響くかもしれませんが、
真ん中から下のレベルで
伸び悩んでいる子にはほぼ響きません。
この子たちはまだ精神的にかなり幼く、
現状に不満を持って反抗している子が
ほとんどだと思います。
ことの重大性を理解しきれない子が
ほとんどなんです。
ことの重大性を感じさせない
緩み切った親や家庭の雰囲気が原因のことが多いです。
親離れしていない、
逆に子離れできていないことが多いです。
『これじゃあ、子供はやらないよな、、、』
と感じることはよくあります。
いまだに
一緒に寝ている、
一緒にお風呂に入っている、
親の過度なスキンシップを嫌がらない、
学校の準備を親がいまだにやっている、
一日のスケジュールを親が管理している、
などなどありますが、
このような状況の子に
『勉強だげ自分一人でやりなさい!』
というのは到底無理です。
子供たちは
『別に中学受験したくない』
『中学受験をしたいなんて、一度も言ったことはない』
『親に誘導されただけ』
『公立じゃなければどこでもいい』
と思っています。
さらに、
『なんで私だけ?』
『親は昼寝してるのに!』
『親はゴルフしてるのに!』
『親はランチに行ってるのに!』
『親はアマプラ、ネトフリ見てるのに!』
『親はスマホゲームしてるのに!』
こんなことばかり考えています。
子供だから仕方ないですよね。
『親は仕事をしてるんだ!』
と今更言っても子供には通じません。
通じない子に育ててしまったのですから。
『子供としてかわいい』
というのと、
『中学受験に向いている』
というのは、
なかなか両立しません。
ご両親にも
思うところは多々あると思いますが、
ここまで来たら可愛い子供のために
ご両親の方から子供に
寄り添ってあげて欲しいです。
言いたいことは多々あると思いますが、
それは合格後まで温めておいて、
今は合格のために必要なことを
ぜひやってあげてください。
『親か子供のどちらが折れるしかない』
のですから、
今は親が折れるしかないと思います。
『とっくに折れてるよ‼️』
と思うと思いますが、
もっともっと折れてあげてください。
子供の態度が変わるまで、
折れまくってあげてください。
躾のし直しは合格後に
ゆっくりやってあげてください。
ダメなりにも
小さな体で毎日のように塾に行く姿を
思い出していただいて、
最後まで見離さずに助けてあげて欲しいです。
必ず子供に伝わります。
それによって好転し出すかもしれません。
『世界中のすべての人がお前のことを嫌ったとしても、
パパとママは最後までお前を信じて
最後の最後まで絶対に助けるから、
思う存分好きなようにやってこい!』
このセリフ、大好きです。
息子たちや生徒さんたちに対して、
常にこうありたいです。