夕方、冷蔵庫に残っていた野菜を使って、簡単な炒め物を作りました。
特別な料理ではありません。少ししんなりした葉物と、半分だけ残っていたきのこを合わせて、さっと味つけをしただけです。でも、湯気の立つフライパンを見ながら、不思議と気持ちが落ち着いていきました。
正直、最近は「ちゃんとしなきゃ」と思うことが増えていた気がします。やることに追われて、気づけば心まで急いでいました。
けれど、料理をしている時間だけは、少し呼吸がゆっくりになります。野菜を切る音や、炒まる香りに意識を向けていると、今ここに戻ってこられるのです。
その時、ふと思いました。
感謝というのは、すごい出来事に対して感じるものだけではないのだと。
今日も食材があること。温かいごはんを食べられること。自分のために料理を作れること。そんな当たり前のようなことが、本当はとても豊かなことなのですよね。
気づいたら、私は出来上がった料理を見ながら、「これで十分だな」と思っていました。
人生の流れが少し乱れている時ほど、心は大きな答えを探したくなります。でも魂は案外、小さな安心の中で静かに整っていくものです。
だから今日は、ほんの少しでも「ありがたいな」と感じた瞬間を大切にしてみてください。
感謝を重ねた心には、ちゃんとやさしい未来が近づいてきます。