感謝

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スピリチュアルなワークショップや本なんかで、
よく「感謝しましょう」「ありがとうという言葉を発しましょう」
と言われたり、書かれていたりするのを目にしたりします。

辛い時期に本を読んだりワークに行くのだから、この言葉にしがみついてしまう事になりやすいです。

とにかく、人を憎まず、嫌いな人でも私の感謝が足りないんだ、なんて考えがちになり、心の中で「ありがとう、ありがとう」と思うようにしたりします。

しかし、実際には嫌なことをされているわけだから、心の中は葛藤です。
何か不思議なものが視えたり、不思議な力がある人に言われると、ありがとうという言葉にも力が宿っていて、言うと自分にもいいエネルギーが与えられるんじゃないかなんて考えもしました。

でも、心の中は相変わらず葛藤です。自分の修行が足りないからだと、また、自分を責めます。

そんなことをしばらく続けていました。

ある時、これはやっぱりおかしいと自分で思いました。

ありがとうと言うたびに、心に葛藤が生じて苦しくなる。むしろストレスだ。と感じるようになりました。

それからは、無理にありがとうを思う事を辞めました。

それからしばらくして、ある本を読んでいる時、ふと思ったんです。
そこにも感謝しなさいと書いてありました。夜の間、温かく包んで眠らせて頂いた布団に感謝しなさい、と。

確かに、本当に布団が無かったら、寒い中震えながら、辛い思いをして睡眠さえもままならないかもしれません。そんな日が続くとストレスで体調も崩すでしょう。

そういう思いをした人は、心から布団に対して感謝できるだろうな、と。
例えば、捕虜生活をしていた人が日本に帰ってきて、温かい布団が与えられたら、嬉しくて嬉しくて感謝感激だろうなと思います。

そこでふと思いました。感謝っていうのは内側から出てくる喜びであったり、感動であったりするもので、それを感じている時は体も心もとても充実したエネルギーを頂いていると思うんです。

嫌だ、憂鬱だと思ったら、心も体もどんどん不調になりますよね。
この内側から湧き出てくるものを感じることが本当の感謝の恩恵なのではないのかなと思ったんです。

学ぶとはまねるから始まります。体の動きをまねてみて、体から覚えるということがあります。体が引っ張って行ってくれる感じですね。

言葉から発するのも同じなのではないでしょうか。

ありがとうの言葉を発しているうちに、本当に感謝の気持ちを感じやすく慣れるよう先生たちは修行させているのかもしれません。
もしかしたら、本当にありがとうの言葉には言の葉といって、エネルギーもあるのかもしれません。

でも、一番自分に影響を与えるのは自分の内側から出てきたもののように思います。
そこが一番の軸であって、言葉のエネルギーはそれを補う、更に、上昇を手伝うための装飾的なものかもしれません。

前にもブログで書いたように、スピリチュアルのグッズもいいけど、心を一番大事にするべきなんだと思います。

感謝の言葉は感謝の(喜びや感動)エネルギーを湧きあがらせてくれます。
だから、とても有効な手段の一つだと思いますが、私みたいに言葉にとらわれ過ぎて、心に葛藤を抱えて、本末転倒にならないようにお気を付け下さいね。
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