「がん」になるとショックですよね。
苦しいことも多いと思います。
そのような日々が続くと、人は現実を受け入れられなくて、
時に他罰的になったりもするでしょう。
「このがんさえなくなれば・・・」
「このがん細胞があるから、苦しいんだ」
と考えるのが普通ですよね。
ただ、ここで少しだけ視点を変えて物事を見てみることもしてもよいかもしれません。
がん細胞は、生まれた時から私の体に悪さをしてきたでしょうか。
違いますね。(ほとんどの場合)
がん細胞だって、最初からあなたに悪さをしようとしていたわけではないのです。
自分自身が「がん細胞」にしてしまったのだという意識が必要かもしません。
がん細胞も元は私のために必要だった、普通の細胞。
それが、「がん」にならざるえなかった生活をしてきた。
むしろ、「がん細胞」は被害者のようなものです。
無言に、私たちの(無意識による)「悪しき習慣」によって生まれたものなのです。
がん細胞と呼ばれるものは、無言で何十年と闘ってきてくれた細胞です。
私たちのために。
それが力尽きて、細胞が「腐ってしまった」。
一番の被害者は「細胞」です。
「申し訳ない」と思うのが人の心ではないでしょうか。
「無茶させさせちゃって、ごめんね。」
「苦しかったよね」
「気づいてあげられなくてごめね」
このような言葉が浮かんでくると思います。
「お前が悪さをするからだめなんだ」と責める前に
もっと事情を冷静にみつめてあげることも大事かと思います。
そういうことに気づいていくと、世の中も同じような人間関係になっていないでしょうか。
算命学では、幸運の人の影には、多くの犠牲運があると説きます。
運が良い人の裏では、多くの犠牲を払っている人がいるからこそ、その人が幸運になっているという技法があります。
「あの人が、発達障がいで仕事ができなくて、もう迷惑だわ。辞めてくれればいいのに。そうすれば仕事も効率的に運ぶのにな」
これは現実主義・効率主義の成れの果てです。
その発達障がいの人がいるからこそ、その組織は成り立っているのです。
もし、仮にその発達障がいの人が辞めてしまったら、数か月後、また別の問題が、今度はその組織の別の人から出てきます。
自然界とはそういうものです。
世界をとってみても、貧困国と言われるような国があるからこそ、先進国の豊かさが維持できているのです。
この真実に気づいている「支配者層」います。
だからこそ、自分たちの富を維持するために、わざわざ「貧困者」を作り上げている社会的構造もあります。
※ちなみに貧困国とは、経済的なことであり、心の豊かさはむしろ逆ではないかと思っています。苦労している人ほど気づきます。人に配慮ができます。
このような事実に気づけるのは、やはり苦しんでおられる人だからこそ、「考える」のです。そこで気づきが生まれます。本当の意味での気づきです。体験しているからこそ、心の奥に「ストン」と落ちるのです。
がんで苦しみながら、このようなことに気づけると、「がん」を経験したことにより気づきを得られて、その後の人生において大きな意味がある経験となるでしょう。
何事にも意味があります。
ちなみに、現代の日本人は2人に1人ががんになる時代です。
原因は様々ですが、食品添加物の要因は大きいと思います。
そのような食品添加物まみれの食生活を送ってきた、悪しき習慣を見直してくださいという体からのサインかもしれません。
「がん」という中に、いろいろな声があります。
その声に耳を傾けてあげてください。