人間のいちばん大切なもの

あなたにとっていちばん大切なものって何ですか

こどもっていうひともいるだろうし、お金っていうひともいるかもしれない

いずれにせよそれは現実的なこと

あなたの顕在意識が現実世界で大切にしているものですね

その視点はこの物理的な世界に存在するいち人間としての視点にすぎなくて、魂の宇宙に存在しているあなたの魂ごとひっくるめて魂の視点からみるとこの世のすべてのひとにとってほんとにいちばん大切なものは自分の心（感性・女性性）なんです

ほかにどれだけ大切なものがあろうともこれをおざなりにしていたのでは魂はいつまでたっても成長しません

きっと現実的にも同じところをぐるぐるループして先に進まなかったり、どれだけ物質的に満たされようともどこか満たされない気持ちが消えなかったりすると思います

自分を大切にするって自分の心を大切にするってことで、自分を愛するって自分の心を何より愛してあげること

それをやっているつもりでいるひとが多いんです

自分の心に忠実に生きているって思い込んでいるんですが、たいがいそれは自分の欲望とか思考（顕在意識・男性性）に忠実なだけで、心を見れてはいないんです

あなたの心を満たすことができるのはあなた自身だけ

そしてあなたの心を壊してしまうのもあなた自身だけなんです

実は他人は一切関係ありません

誰かに陰口を言われて傷ついて悲しいっていう体験をいま現実世界でしているとしたら、それに傷ついているのはあなたの思考であって、あなたの心ではないんです

でも、あなたがそういう体験を現実に創造してしまうのは、あなた自身のうちなる宇宙であなたの心が傷ついていたからなんです

あなた自身（思考＝男性性）が自分の心（ハート＝女性性）を傷つけたんです

たとえば自分自身をジャッジして、自分なんかだめだって自分を見下したりなんかして

だからうちなる宇宙で起きていたことと同様のことを現実世界で体験するとき、胸が痛くなったり苦しくなります

あなたが現実的にいま体験していることでうちなる女性性はずっと辛かったからそれに共鳴して苦しくなるんです

もしあなたの大切なパートナーがものすごい劣等感を持って自分自身を蔑んでいるとしたら、隣にいるあなたはとっても辛いですよね

それをあなたはうちなる宇宙で唯一無二の自分の生涯のパートナーであるハートに対してやってしまっているんです

そしてそういうエネルギーをうちなる宇宙に抱えているからニュートンの法則（ニュートンのゆりかご）で同じエネルギーのものを引き寄せて現実的にそういう体験をしているにすぎないんです

でもわたしたちは本来そういうネガティブなことを経験するためにいまこの世界にいます

魂の宇宙だけでは自分が抱えている黒がなんなのかわからないから、その黒を物理的に創造できる世界にきているんです

だから、どれだけネガティブなものだとしても、何か他人に対して思うこと、現実的な状況に対して思うことがあるっていうのはダメなことではなく、ちゃんと見つめるべきもの

自分が何を思って何を考えているのかっていうことをちゃんとみつめることがあなたのパートナーであるハートを知るためにとても大切なことです

思考をみつめるのは起きているトラブルや誰かに対してどうしたらいいとか、何か状況をコントロールするためではありません

ここをほとんどのかたは勘違いしていると思います

自分の思考をみつめたら、それが自分のハートがうちなる宇宙で体感していたことなんだって気づいてあげることが大切なんです

だから引っ越ししようかやめとこうかとか、子供の幼稚園どうしようとか、不倫相手と別れるべきかどうかって、まず魂的にはどっちでもいいですよ

自分の頭で考えればいいし、正解とか不正解とかないです

そこではなくて、引っ越しを迷うときに出てくる思考、子供の幼稚園を考えるときに出てくる思考、不倫していて出てくる思考を観察してみるんです

それによってあなたの心の状態をうかがい知ることができるから

そこからあなた自身の心に寄り添って、あなた自身を愛することをはじめられます