考えすぎて動けなかった、二年前の私へ
これは、過去のわたしへの手紙のようなものです。
感情を昇華するために書きました。
会社を辞めたあの日、私の心は“後悔”でいっぱいだった。
でもそれは、辞めたことへの後悔じゃない。
もっと早く辞められなかった自分への後悔だった。
あの会社には9年勤めた。
本当は、もっと早くに辞めるつもりだった。
だけど、退職を決意したその年にコロナが来て、
正社員という肩書きや安定したお給料を理由に、
結局、私は決断を先延ばしにした。
──もっと、早く辞めておけばよかった。
申し訳ないけれど、
私の本音は3年経っても変わっていない。
ある日、また会社の夢を見た。
本当だったら、その日は朝からカフェのラウンジで作業する予定だった。
でも、10時を過ぎても身体が動かない。
11時を過ぎても、眠気が抜けない。
結局、起きたのはお昼すぎだった。
セッションは入っていなかったし、
LINEの記事とSNSの更新だけすればいい日だった。
だけど心の中にはずっと、
「どうして動けないの?」という自分を責める気持ちが渦巻いていた。
外は晴れて、風も気持ちよさそうだった。
MacBookを持って、窓際の席でコーヒーでも飲んで作業すれば、
きっと気持ちよく仕事ができたはずなのに。
私はそれが出来るのに。
なのに、どうして私は動かないんだろう。
悔しくて、ベッドの中で泣いていた。
しばらくめそめそしたから、落ち着いてきていた。
とりあえず、バナナをかじって、コーヒーを飲む。
糖分が脳に届いた頃、少しだけ心が落ち着いてきた。
「メールのチェックだけでもしよう」──
最近セッションを受けた生徒さんからは、毎日のように連絡がくる。
今日もきっと来てるだろうな、と思いながらパソコンを開いた。
やっぱり、来ていた。
彼女らしく、9時過ぎにはもう課題が届いていた。
返信して、私はA4のコピー用紙を取りだした。
いつも、感情を吐き出すときはこれ。
SNSやお気に入りの手帳には書けないような、
乱暴な言葉、汚い感情──全部書き出していく。
びっしり書いた頃には、
少し呼吸が戻ってきていた。
気がつけば、夜の9時を過ぎていた。
A4用紙に感情を素直に書き殴ってから……
午後2時すぎからノンストップで作業が出来ていた。
LINEのステップ配信、
生徒へのフィードバック、
そして、止まっていたInstagram講座の動画も観ることができていた。
私が体感として感じるのは、
感受性が強く、繊細な人が「自己肯定感を上げる」って、実はめちゃくちゃ難しいということ。
私のように、脳内会議が激しいタイプは、
時間があればあるほど、自分責めが始まる。
Wishリストはなかなか書けないのに、
自分のダメなところなら、10個くらいはすぐに出せてしまう。
世の中のノート講座って、キラキラしたものが多いけど、
私たちみたいな人間には、
まず「感情を、良い・悪いと分けずに出すこと」が必要なんだと思う。
「気づいたら行動できてた」──
そんな風に自然に動けるようになるまでには、
たくさんの“立ち止まる時間”が要る。
だから私は、今日もノートを書いている。
自分の気持ちを、
良い・悪いで裁かないために。