マレーシアといえば、ツインタワーが象徴ではありますが(私が来た頃は
マーライオンの国かとよく尋ねられたものです)、クアラルンプール(KL)
での散策には独立広場、通称ムルデカ・スクエアへの遊歩道もおすすめ
しています。
もし20分ほどを歩けるようであれば、KLの主要交通網であるLRTのマスジッド・ジャメで下車します。KLの空が明るくなるのは、年間を通して午前7時半ごろ。日の入りも19時半ごろなので、日照時間はちょうど12時間です。
朝8時を過ぎると暑くなるため、夕方であれば18時以降の涼しくなった時間など、暗すぎず暑すぎない時間を選んでいます。
まずは駅を出て目の前の白いモスク、マスジッド・ジャメに沿って歩くと、左手にすぐ写真の橋が出現します。この橋に沿って歩けば、遊歩道の中に導かれていきます。
橋の上から見えるスルタン・アブドゥル・サマドビルは、英国植民地時代の1896年に政府の庁舎として建てられたコロニアル調の美しい建物。
1957年の独立後にはマレーシア政府のオフィスや最高裁判所として用いられてきました。
現在は観光局のオフィスのみが入り、各所の改修が続けられています。
外からしか見ることはできませんが、一つ一つが美しく、何度足を運んでも新しい発見があります。もし運がよければ、少しだけ開いた扉からその中を覗き見ることもできます。
正面の独立広場は、その名の通り1957年の独立宣言が執り行われた場所。
記念撮影のオブジェや馬の他にも、クアラルンプール図書館や織物博物館、通信博物館などの美しい建物が並んでいます。
マレーシアの歴史を少し知ることのできる散歩道。
朝夕の涼しい時間帯に、ぜひ訪れてみてください🌿