スウェーデンには、仕事中に一斉に手を止めて、コーヒーとお菓子を楽しむ時間があるそうです。
「フィーカ」と呼ばれる、あの国ではほぼ制度みたいになっている習慣。
朝10時くらいと、午後3時くらい。
1日2回、決まった時間になると、社内のあちこちでみんな席を立って、キッチンやカフェスペースに集まります。
シナモンロールのような甘いパンと一緒にコーヒーを飲みながら、仕事の話をすることもあれば、しないこともある。
とにかく「一緒に座って、少し休む」ということ自体が目的みたいです。
面白いのは、これがサボりでも福利厚生の一環でもなく、もっと当たり前に、「仕事の一部」として扱われているところ。
会議中でも「そろそろフィーカの時間だから」で普通に中断されるそうですし、フィーカに誘われるのは、ちゃんとチームの一員として見られている証、くらいの意味合いもあるらしいです。
日本だと、休憩って「サボってると思われないように」こっそり取るものになりがちじゃないでしょうか。
10時と15時、みんなで一斉に手を止めてお菓子を食べる、なんて光景を想像すると…
なんかほっこりして良さそう(笑)
これって、休憩の"許可"が個人の裁量じゃなくて、文化や仕組みの側にあらかじめ用意されているということなんだと思います。
以前紹介した「シャバット」も、休むことを仕組みの側があらかじめ用意しておくという、同じ発想ですよね。
結局、休むタイミングも量も自分でその都度判断して、なんなら気まずさとセットで取りにいかなきゃいけないのが日本のやり方。
だから疲れるちゃうんですよね。
もちろん、フィーカをそのまま取り入れるのは、会社の制度も時間の感覚も違う今の日本では難しいのかもしれません。
でも、「休憩は当たり前にあるもの」という前提だけは、自分の中に持っておくことができるはずです。
私が研修に入るときは、フィーカのような時間も推奨しますよ。
一度環境や空気感を変えてリセットすると、スッキリして残りの仕事がはかどったりしますからね。
あ、タバコ休憩を取る方ならわかりやすいかもしれません(私は吸わないので、なんとも言えないですが)。
私は在宅でひたすらパソコンに向き合ってる日は、途中でストレッチポールで背中とかごろごろするのが好きです。
脳みそパンパンの時はあえて体自体をゆるませたり、ほぐしたり。
ちょっと仕事から離れて、自分にいいことをしてあげる。
気分転換になって、残りの仕事もはかどります。
はかどらないときは、「今日はそういう日かあ。」そう思うだけです。
何事も正しいか間違ってるかで判断してると、それだけで疲れちゃうんですよね。
「なんか良い感じ」くらいの感覚でいいんです。
だからこそ、この自分に戻るリセット時間を大切に持っていてほしいなと思います。
決まった時間に、決まった小さなリセットの時間を挟む。
それだけで、休むことへの気まずさや罪悪感が少し減る気がします。
あなたの1日にも、コーヒー休憩みたいな、自分にとっての小さなリセットの時間をひとつ用意してみませんか。ほっこり。