最近、「AIで職務経歴書を作り込んだのに、書類が通らない」というご相談が増えました。
理由は、はっきりしています。AIは「きれいな文章」は作れますが、「採用側がどの行で落とすか」は知らないからです。
AIが整えた書類には、共通の弱点があります。
一つ、誰にでも当てはまる優等生的な文章になり、印象に残らない。
採用側は「AIで書いたな」という文章を、実は見抜きます。そして、少し警戒します。没個性は、選考では不利に働きます。
二つ、求人ごとに本当に響くポイントが押さえられていない。
AIは平均的な正解は出せても、「この企業のこのポジションなら、この経験を前に出すべき」という個別最適は、選考の現場を知らないとできません。
三つ、盛る方向に最適化されがちで、面接で深掘りされると本人が崩れる。
AIは、下書きの道具としては優秀です。私自身も使います。ですが最後の仕上げ——「採用側の視線で、どこを削り、何を前に出すか」——は、書類を1万件以上見て、実際に合否をつけてきた人間の仕事です。
AIで整えた書類こそ、一度、採用側の目を通す価値があります。