営業職の転職支援をしていると、ほとんどの方が職務経歴書の冒頭に「売上目標◯%達成」と書きます。気持ちはわかります。営業は数字の仕事ですから。
でも、採用人事として営業職の書類を選考してきた立場から言うと、私が最初に見るのは達成率ではありません。
最初に見るのは「商材の親和性」です。何を、誰に、いくらで、どんな商談サイクルで売っていたか。これが自社の商材と重なるかを、まず確認します。次に行動量、その次にようやく達成率、最後に工夫です。
どのようにこれまでの営業経験を次に活かせるか、求人票の要件に当てはまる匂わせを記載しなければ会おうとは思いません。
なぜか。達成率は、商材も顧客層も違えば比較できないからです。単価10万円の商材を月100件売る人と、単価1億円の商材を年3件売る人を、達成率だけで並べることはできません。
だから「売上◯%達成」だけの書類は、二重に損をしています。一つ、何を売っていたかが見えない。二つ、その数字に母数も期間もない。
改善は、難しくありません。冒頭にこう足すだけです。
「従業員300〜1000名規模のIT企業向けに、単価◯◯万円のSaaSを新規開拓中心に販売。年間予算◯◯万円に対し達成率◯%(◯名中◯位)」
これだけで、採用側はあなたの営業を「評価できる」状態になります。
採用側の目線での添削をしています。営業職向けの添削サービスのページもご覧ください。