こんにちは、精神科ナースの優(ゆう)です。
今日は、私が精神科病棟で働く中で、何度も実感してきた
「心の在り方」について、書いてみたいと思います。
■ 同じ出来事でも、人によって受け取り方が違う
精神科病棟で働いていると、本当にいろいろな方に出会います。
10代の思春期外来の子から、70代のご高齢の方まで。
その中で、私が何度も目にしてきた光景があります。
たとえば、同じように「大切な人を失った」という経験をした
2人がいるとして。
一人は数ヶ月で、その痛みを抱きしめながら歩き出せる。
もう一人は、何年経っても深い穴の中から出てこられない。
何が違うのか。
能力でも、生まれつきの強さでも、運でもありません。
違いはひとつ。
起きた出来事を、どう「捉えたか」「抱えたか」だけです。
■ 人の幸せは、4つの要素から成る
私が精神科で患者さんと関わる中で、自分なりに整理した
「幸せの構造」があります。
人の幸せは、ざっくり言うと4つの要素でできている、
と私は思っています。
・所属 ― 誰かと繋がっている感覚、居場所がある感覚
・お金 ― 生活や未来を支える経済的な安心
・希望 ― これから先に、なにかしらの光が見える感覚
・健康 ― 体と心が機能している状態
悩みが膨らんで見えるとき、その正体は、
このどれかが揺らいでいるサインだったりします。
たとえば、
「お金の不安が止まらない」と訴える人の話をよく聴いていくと、
本当に揺れているのは「希望」だったりする。
「人間関係が辛い」と言う人の話を細分化していくと、
実は「所属」と「健康」が同時に弱っていたりする。
悩みは、いつも複雑な顔をして現れます。
だからこそ、まず細分化して、自分が何に揺れているのかを知る。
これが、整理の第一歩だと思っています。
■ 中でも、私が一番大切にしているのは「希望」
4つの要素の中で、私が一番大事だと考えているのは「希望」です。
なぜか。
所属がなくても、健康が崩れていても、
希望さえあれば、人は次の一歩を踏み出せる。
逆に、所属もお金も健康もあっても、
希望を失った人は、そのすべてを生かす力を持てない。
そして、これがとても大事な話なのですが――
希望は、起きている出来事そのものではなく、
それを「どう捉えたか」「どう抱えたか」で決まります。
■ 受容と否認の境目で、未来は分かれる
たとえば、失恋したとします。
それは事実です。変えられません。
でも、その事実を、
「あの人が私を裏切った。私は被害者だ。」と捉え続けるのか、
「あの人と私には、合わないところがあった。それを認めるのは
痛いけど、認めよう。」と少しずつ抱えていくのか。
この「受容するか、否認するか」の選択が、
半年後、1年後の自分を、まったく違う場所に連れていきます。
否認は、最初は楽です。
「私は悪くない」と言い続けるのは、痛みを直視しなくて済むから。
でも、否認は希望を生みません。
否認は、出来事を「変わらないもの」として固定させるからです。
一方、受容は痛い。
「自分にも非があった」「あの関係はもう戻らない」と認めるのは、
本当に苦しい。
でも、受容の先には、不思議と希望の種が落ちています。
抱え方が変われば、現実の見え方が変わるからです。
■ だから、「整理する時間」に価値がある
ここまで読んでくださってありがとうございます。
私が精神科ナースとして、そして今ココナラで悩み相談をしている中で、
何度も実感していること。
それは、人が変わる瞬間は、
誰かに「アドバイス」されたときじゃない、ということです。
人が変わるのは、
誰かに自分の言葉を聴いてもらって、自分で気づいたとき。
ジャッジされず、急かされず、ただ丁寧に聴いてもらう時間の中で、
人は自分の中の「本当はどう抱えたかったのか」に気づきます。
その気づきだけが、希望を生みます。
その気づきだけが、未来を変えます。
■ 最後に
もし今、あなたが何かに揺れていて、
ひとりで抱えるには重すぎる気持ちがあるなら。
私のサービスでなくても構いません。
信頼できる誰かに、まず話してみてください。
「整理する時間」は、あなたの人生にとっての投資です。
そして、もし「精神科ナースに話してみてもいいかな」と
思っていただけたら、プロフィールから出品サービスを
ご覧いただけたら嬉しいです。
評価せず、急かさず、あなたのペースで聴かせていただきます。