「業者に何を聞かれるか分からない」── 1 人会社が業務自動化を頼む前に整理しておく 5 つのメモ

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ビジネス・マーケティング
「業務を自動化したいけれど、業者に何を聞かれるか分からなくて踏み出せない」というご相談を、最近よくいただきます。
前回の記事では「うちで AI に何ができるか」を業務の言葉で整理しました。今回はその先の話── 実際に依頼したくなったとき、頼む前に何を整理しておけば話がスムーズに進むかを、1 人会社や個人事業主の方向けにまとめます。

最初にお伝えしておきたいのは、踏み出せない理由のほとんどは「自動化が難しいから」ではなく「依頼の入り口がイメージできないから」だということです。入り口の整理だけで、相談はぐっとラクになります。

なぜ「業者に頼むのが怖い」と感じるのか

業者と話す前に感じる不安は、突き詰めると 4 つに分かれます。

不安 1:専門用語が分からない
「RPA って何ですか」「API ってどう違うんですか」と聞かれたら、と身構えてしまう。実際には、ちゃんとした専門家は専門用語を使わずに業務の話だけで進めてくれます。専門用語を覚える必要はありません。

不安 2:自分の業務をどう説明していいか分からない
「Excel で毎週やってるアレを自動化したい」と言葉にしようとしても、依頼先にとって何の作業かが伝わらない気がする。これは整理のフォーマットがないだけで、5 つのメモを用意しておけば十分伝わります(後述)。

不安 3:いくらかかるか分からない
見積りを取るのも怖い、と感じる方が多いです。ただ、見積りはほぼ無料が前提です。「相談だけしてみる」も、ちゃんとしたサービスなら問題なく受けてくれます。

不安 4:相手が信頼できるか分からない
「外注したけど放置された」「途中で連絡が取れなくなった」という不安もよく聞きます。これは事前に評価・実績を確認するだけで、ほとんど避けられます。具体的な見分け方は最後の H2 でご紹介します。

つまり 4 つの不安はどれも、こちらが整理を持っているかどうか、相手の見分け方を知っているかどうかで解消されます。

業者に頼む前に整理しておく 5 つのメモ

頼みたい業務が頭にぼんやりある、という段階で次の 5 項目をメモ用紙 1 枚に書き出してみてください。

メモ 1:その業務の名前を 1 行で
たとえば「毎週月曜の発注書作成」「問い合わせ LINE への返信」「顧客管理リストの更新」など。業務の名前さえあれば、依頼先は同種の事例を引き出せます。

メモ 2:今の手順を箇条書きで 3〜5 行
「Gmail を開く → 注文メールを Excel にコピペ → 集計を計算 → 取引先別にスプレッドシートを作成」のように、自分が普段やっている動きを順番に並べます。順番が大事です。何分かかるかは概算で十分です。

メモ 3:使っているツール(具体名で)
Excel/スプレッドシート/Gmail/LINE/チャットワーク/freee/弥生会計など、具体的なツール名を書きます。「クラウドの会計ソフト」より「freee」のほうが専門家にとって 10 倍速く理解できます。

メモ 4:その業務の発生頻度
毎日/週 1/月 1/不定期、いずれかで十分です。週 1 回以上発生する業務ほど、自動化の効果が大きくなります。

メモ 5:今いちばん困っていること
「時間がかかる」だけだと弱いので、もう一段だけ深掘りしてください。「ミスが起きやすい」「やる気が出ない日があると溜まる」「自分以外できる人がいない」など。この一行が、相談相手にとって「どんな仕組みを作ればいいか」の最大ヒントになります。

5 項目を A4 メモ 1 枚に書き出すのに、慣れれば 10 分かかりません。完璧じゃなくて構いません。途中で「あれ、何分かかるか分からない」と気付くこと自体が、業務の見直しになります。

メモを持って、まず「相談」だけしてみる

メモが揃ったら、次のステップは見積もり依頼ではなく 「相談」 をおすすめします。

理由は 2 つあります。1 つは、メモした業務が本当に自動化に向いているかを、専門家の目で確認できること。もう 1 つは、自動化した場合の月単位の効果(時間/費用/ミス削減)が、相談時点でほぼ見えるからです。

「相談だけ」で動いてくれる相談相手を見つけるコツは 3 つあります。1 つ目は「お試し相談」「初回ヒアリング」のような名前のサービスが用意されているか。これがある相手は、いきなり高額な発注を取ろうとしません。2 つ目は評価レビューに「丁寧」「初心者にも分かりやすい」というキーワードが多いか。専門用語を使わない人ほど、こうしたレビューが集まります。3 つ目はプロフィール文に「業務の整理から伴走します」のような表現があるか。納品だけでなく、入り口の整理まで一緒にやる姿勢が見えます。

この 3 つを満たす依頼先なら、メモを共有して 30 分話すだけで「うちは何から手をつければいいか」が見えてきます。

最初のご相談先のご紹介

ここまで整理できたら、あとは実際に相談してみるだけです。

ご参考までに、わたしの運営するサービス「業務自動化 AI 秘書」も、5,000 円帯のお試し相談から始められる構成になっています。お試し相談ではメモ 5 項目を共有いただき、30 分のテキストやり取りで「あなたの業務に合う自動化の入り口」をご一緒に整理します。継続される場合は、月額 1 万円の保守プランで月次の改善まで伴走します。

もちろん他のサービスを選んでいただいても構いません。大事なのは、メモ 5 項目を持って、信頼できる相談相手を見つけて、最初の 30 分を話してみること。1 人で抱えてきた業務が「外に出せるもの」になる感覚は、思っているより早く来ます。

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