「都立の英語」アドバンスVol.12~都立の語彙ワールドは適度に閉じている (2)

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それでは、都立高入試英語の設問構成を、2026年度を例に見てみましょう(リスニング問題は今回の分析対象に含めない)

2026問題構成.JPG

リーディング問題は大問3つから構成されます。

大問2は、高校生と留学生の対話文。会話・図表・メール・作文が連動し、情報の読み取りから発信までを一体で問う『コミュニケーションの総合格闘技』のような構成です

大問3は、高校生3人と留学生1人の学校委員会活動に関する会話文です。4人の会話が目まぐるしく入れ替わるため、代名詞の指示関係を追う『視点の移動』を整理する力が問われています。

大問4は、クラブ活動を題材にした物語文です。主人公の状況や心情の変化が述べられており、『物語の展開』を読み取る力が問われています。また、第三者が話者のため、視点が主人公だけでなく周囲の人物や場面描写へ移る点も特徴です。

この3問に共通するのは、登場人物が高校生とその関係者である点です。都立の問題は、受験生が進学後の学校生活をあたかも疑似体験するような内容なのです。

そのため、テーマが、学校生活・地域活動・異文化交流などに収束しやすく、語彙もそれを表現する範囲に留まることで、語彙ワールドが狭い空間で適度に閉じるのです。

次回は出題内容の変遷ぐあいを紹介します

*本ブログで掲載した数値は、筆者の独自の集計に基づくものであり、その正確性を保証するものではありません
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