占い師はマッチングアプリで営業できるのか?

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ビジネス・マーケティング
数日前の出来事です。
「占い師が営業先をマッチングアプリで見つける」、というノウハウがXを発として出回っていました。

占い師がマッチングアプリで営業先を見つけるメリットとして羅列されていたものは以下のものがありました。
・マッチングアプリに登録している人は恋愛において悩みがある人
・初期費用がかからない
・マッチングしてから、会話を広げ、信頼関係を培ってから占い営業に持っていくことができるためゼロから集客よりハードルが低い


私はこのノウハウを聞いた時に、たしか6−7年前に流行ったナンパテクを思い出しました。
そのナンパテクは、マッチングアプリを使って、「占い師」を名乗るものでした。マッチングし、会話の信頼関係構築時に占い師と名乗り、鑑定してあげるという名目で対面デートに持っていくというものでした。確かに手相等は対面ありきなところもありますし、確かそのノウハウでは手相を占うということで手を繋ぐ等のスキンシップに持っていくというところがあったように記憶しています。
個人的には占い師として異性の手を繋ぐスキンシップに繋がったとしても、それ以上の関係に進むにはそこからのハードルが高いように思うのですが、ナンパ師達は会ってからアレヤコレヤの技があるんでしょう。きっと。

ということで、「占い師が営業先をマッチングアプリで見つける」ということが「新しい」ノウハウとは全く思えず、X上でおもちゃにされネットミームの一つとして忘れ去られるものになるだろうと思いました。


そのうえで、マッチングアプリで占い師が営業先を見つけることについてもう一步踏み込んで考えてみたいと思います。

①マッチングアプリの選定問題
マッチングアプリはもちろん恋活・婚活・友活とアプリを通じて果たしたい目的があります。この目的から外れる行動はアプリの規約違反として、発覚すれば即アカウント停止、悪質とみなされた場合は法的措置の対象にもなりうることも考えられます。
私の頭の中で明らかに「あのアプリを使っていた場合、すぐに規約違反になるだろうな」というアプリが思い浮かびました。
マッチングアプリ自体を調べずに、「こんなノウハウがあるんだ」と飛びつくのは危険だと思います。

②マッチングアプリ特有のマッチング率問題
では、どのマッチングアプリを使えばよいのかと思った方は、当然マッチングアプリ一覧のようなサイトを使って調査すると思います。(しない人は、①の理由で活動停止処分されてください)
有象無象のマッチングアプリがありますが、各アプリで当然質が違います。当然ターゲットが違うアプリに登録したとしても、蓋をあけたらマッチすらしない空白の時間です。残念な結果ですが、マッチングアプリでモテすぎて困るというのは「若い女性」属性だけです。どんなアプリでもX9歳と(X+1)0歳の壁は限りなく大きく、年齢を重ねれば重ねるほどマッチすらできない問題が発生します。
このノウハウを試してみたいと思った人の属性はアプリに合致していますか?
月5000円課金したアプリで営業活動したとして、何人とマッチしますか?その中の何人へ営業できますか?その中で何人成約できますか?初期費用を回収するには何人にどれだけのものを売ればいいですか?
こう考えてみるとマッチングアプリでは真面目に婚活・恋活・友活をしていたほうがコスパが良いでしょう。

③占い師とユーザーの性別が限られる問題
日本では女性が占いを利用する傾向が強いと考えています。(別述)
女性が占いをお願いしたいとして、同性である女性と、異性である男性。どちらにお願いしたいと思うでしょうか。
各占い事務所でも男性占い師は苦戦すると言われています。基本男性占い師はトップか泣かず飛ばずかの二極化しているそうです。
たまたま営業をかけた異性が「異性の占い師だから解決したいお悩みがある」可能性はどのくらいあるのでしょうか。
ただ漠然と恋活・婚活のお悩みがあるという釣り堀に糸を垂らしてもひっかかる時代は終わっています。そんな時代背景を考慮せずに何の営業するつもりでしょうか。

④占い師の経歴問題
前述したように、マッチングアプリで占い師が営業をかけることを知ってすぐにナンパテクを思い浮かべました。
インターネット歴が長い人ほどこのナンパテクを思い出すことでしょう。ナンパした占い師というレッテルがついたときに挽回できるキャラクターが無いと難しいかのように思えます。

⑤「あなただから」マッチした人への欺瞞
前述したように、マッチングアプリでは属性が悪くなればなるほど(端的に言うと年齢が上がれば上がるほど)マッチ率が低くなります。その数少ないマッチは手当たり次第撃ったものではく「あなただから」とオファーされたものです。そんな人の気持ちを踏みにじる人が、人の心の中の繊細なお悩みを解決できるでしょうか。

⑥占い師業界への問題
実は、6−7年前に登場したナンパテクは、世に出てきたすぐに多くの「占い師」から「我々占い師と同列にしてくれるな」と多くの批判が生まれ、自浄作用により消えたのでした。
しかし、占い師がマッチングアプリで営業をかけることが普遍ノウハウになってしまうと、今後このような自浄作用は発生できなくなります。一部の人の「(自称)新しいアイデア」は業界全体への問題になりかねないものです。

以上から、「占い師が営業先をマッチングアプリで見つける」というノウハウは実用には向かない机上の空論ノウハウのように感じました。
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