社会福祉士って何をする人?|現役が語るリアルな仕事内容【後編】

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法律・税務・士業全般
こんにちは、かっきーです。 前編では福祉の仕事の全体像とケアワーク・ソーシャルワークの違い、中編では社会福祉士の基本的な役割と活躍のフィールドについて書いた。

シリーズ最終回の後編では、もう少し踏み込んで、社会福祉士の1日のイメージ、資格を取った後のキャリア、そして私自身がなぜ深夜のオンライン相談を始めたのか、というところまで書いていく。

社会福祉士の「ある1日」

働く場所によって大きく変わるが、ここでは地域包括支援センターで働く社会福祉士の1日をイメージしてみよう。

午前中は、前日までに入った相談の記録整理からスタート。その後、高齢者のお宅を訪問し、生活状況の確認や困りごとの聞き取りを行う。本人だけでなく、家族の話にも耳を傾けるのが大切なポイントだ。

お昼前後には、ケアマネジャーや医療機関との連絡調整。「Aさんの退院後の生活をどう支えるか」といったケースについて、関係者と情報を共有する。電話やメールが集中する時間帯でもある。

午後は、新規の来所相談に対応したり、地域のサロン活動に顔を出したり。認知症カフェの運営に関わっている人もいる。

夕方は、その日の記録をまとめ、翌日以降の訪問計画を立てて終了。

地味に見えるかもしれないが、一つひとつの対話の積み重ねが、誰かの暮らしを支えている。

ちなみに、「急に飛び込みの相談が入って午後の予定が全部ずれる」というのも日常茶飯事だ。計画通りにいかないことの方が多い。でも、目の前の人が「来てよかった」と言ってくれる瞬間があるから、この仕事を続けていけるのだと思う。

資格取得後のキャリアパス

社会福祉士の国家資格を取得した後、どんなキャリアがあるのか。大きく3つの方向がある。

① 現場の専門性を深める 特定の分野(高齢・障害・児童・医療など)で経験を重ね、スペシャリストになる道だ。認定社会福祉士や、精神保健福祉士のダブルライセンスを目指す人もいる。

② マネジメント・管理職へ進む 施設長や相談支援事業所の管理者として、チーム全体をまとめる立場になるケースも多い。対人援助のスキルに加えて、組織運営や人材育成の力が求められる。

③ 教育・研究・独立の道 大学や養成校の教員、研究者として後進の育成に携わる人もいる。また、最近では独立型の社会福祉士として、フリーランスで相談業務や研修講師を行う人も増えてきた。

社会福祉士は「取って終わり」の資格ではなく、取ってからが本当のスタート。どのフィールドでも、学び続ける姿勢が大切だ。

最近は、福祉の知識を活かしてオンラインで情報発信をしたり、副業として相談サービスを提供したりする社会福祉士も出てきた。働き方が多様化する時代だからこそ、国家資格という信頼の土台を持っていることが、新しいチャレンジを支えてくれる。

私が深夜のオンライン相談を始めた理由

少しだけ私自身の話をさせてほしい。

普段は大学で社会福祉士の養成に関わる仕事をしている。学生に「相談援助とは何か」を教える立場だ。でも、教壇に立つだけでは見えないものがあると感じていた。

きっかけは、匿名SNSのGravityで始めた無料の相談室だった。深夜に届くメッセージの中には、「誰にも話せなかった」「初めて打ち明けます」という言葉が本当に多かった。

日中は仕事や家事に追われ、夜になってようやく自分の気持ちと向き合う。そんな人たちが、安心して話せる場所を必要としていることを実感した。

だから、深夜22時から27時という時間帯に、オンラインで相談を受ける場をつくった。社会福祉士の国家資格を持つ専門職が、匿名で、気軽に話を聴く。そんなサービスはまだ少ないと思う。

「相談」と聞くと、深刻な悩みがないと利用できないように感じるかもしれない。でも実際には、「なんとなくモヤモヤする」「誰かに聞いてもらいたいだけ」という人もたくさんいる。専門職だからこそ、話の内容を否定せず、安心して言葉にできる場を提供できると考えている。

眠れない夜、ちょっと誰かに話を聞いてほしいとき。そんなときの選択肢のひとつになれたら嬉しい。

まとめ

前編・中編・後編を通じて、福祉の仕事の全体像から社会福祉士のリアルな仕事内容までを書いてきた。

社会福祉士は、「困っている人と必要な支援をつなぐ専門職」だ。活躍のフィールドは幅広く、キャリアの選択肢も多様。そして何より、目の前の一人の声に耳を傾けることから、すべてが始まる仕事だ。

この記事が、社会福祉士という仕事に興味を持つきっかけになれば嬉しい。質問や感想があれば、ぜひコメントで聞かせてほしい。

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