3年前から家庭菜園をしている。
きっかけは、世の中が怪しくなってきたと思ったから。漠然と。
やってみると、色々とわかったことがあった。
種まき
種から育てた場合は、双葉が出た時の喜びがある。プランターに底石を敷いて、ホームセンターで買った土を入れる。種まき、毎日水やり。
そして、ある日芽が出る。あの小さな種から、芽が出る。待ちに待った瞬間だ。
支柱
本葉が出てきて、成長が進んだら、
支柱で支えてあげる。キュウリやゴーヤなどのツル系だと、ちゃんと巻き付いてくれる。かわいい。
支柱が見えているのか、妖精が導いているのか。
はかき、摘芯
弱った葉や、風通しを良くするためにハカキをする。枝や葉を切る時、ごめんね、と思う。きっと痛いはずだ。しかし、ハカキをすることで、病気を防ぐことができ、丈夫に育つようになる。場合よっては、摘芯をする。成長点を切るのだ。上へとは伸びないが、栄養を蓄えることで、多くの実を結ぶのだ。
水やり。
育成の状況を確認しながら行う。水を与えると、なぜか私が嬉しい気持ちになる。
裏ワザ
最近のありえない酷暑。植物も大変だ。それを乗り切る秘策がある。お酢を薄めて、葉にスプレーするのだ。これをすることで、脱水症状を防ぎ、なんとか持ちこたえる。
暑いよね、ごめんね、踏ん張ってね。毎日、祈りながら行う。
花。可愛らしい花が咲く。野菜たちも花を咲かす。ある程度、成長しなければ花は咲かない。可愛らしい花が散ると、またもや可愛らしいものが顔を出す。結実だ。
収穫。実が日に日に大きくなってゆく。頼もしい。
1日で信じられないほど成長する。DNAに刻まれた、収穫前の喜び。いただくよ。と、収穫。
追肥。収穫が進むと、ある日を境に元気がなくなってゆく。土の栄養が野菜へと移ったからだ。ちょっと臭い肥料を土にまぜる。牛糞だと、なかなかに臭い。しかし、数日で元気を取り戻す。
かつての日本では、人糞が高値で取引されていたらしい。よくわかる。糞の力はスゴイのだ。
枯死。種を付けたり、寒くなったりで、枯れてゆく。実がなっても大きくなれずに、ポトリと落ちる。
いつかは訪れること。でも、君は本当に凄かった。
毎日、私たちを喜ばせてくれた。感謝しかない。お疲れ様。次の命、誰かの命のために、土に還る。
最後まで天晴。
脳で教わるより、魂で教わったような、そんな気がした。
今まで、ありがとう。