設計者の「多分大丈夫」が、死亡事故につながります
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機械設計の現場で、多分大丈夫と言って、
安全率を確認せずに出図してしまう人がいます。
はっきり言います。未確認は、
それは絶対にやめるべき行為です。
リフターや産業用昇降機は、人や重量物を持ち上げます。
もし部材が破断したらどうなるか。
落下です。
その下に人がいれば、重大事故になります。
死亡事故になる可能性もあります。
設計者が図面で決めた一本のボルト。
設計者が選んだ一本の軸。
設計者が決めた一つの寸法。
それが、人の生死を左右します。
ジェットコースターを想像してください。
もし設計者が安全率を確認せずに設計していたと知ったら、あなたは乗れるでしょうか。
私は、乗れません。
利用者は、設計者の名前を知りません。
計算書も見ません。
それでも、設計を信じて乗っています。
設計とは、信頼を背負う仕事です。
CADで形を描くことは誰でも覚えられます。
3Dモデルも作れるようになります。
しかし、
安全率の意味を理解し、責任を持って確認できるかどうか。
ここが、設計者としての本質です。
図面にサインをする前に、
一度、手を止めてください。
そして自分に問いかけてください。
「この設計で、本当に人は安全か?」
安全率を確認することは、
ルールだからやるのではありません。
人の命を守るためにやるのです。
それが、設計者の責任です。