「自分には、何も残せていない」と感じる夜に ふとした瞬間に

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こんな気持ちになることはありませんか。

「自分は、これまで何を残せたんだろう」
「人に誇れる実績も、肩書きもない」
「誰かの役に立てている実感も、あまりない」

まわりと比べて、
自分だけが何も積み上げられていない気がして、
心がしぼんでしまう。

そんな夜が、誰にでもあると思います。
私自身も、長いあいだ
そういう物差しで人の価値を測っていました。

何を成し遂げたか、何を持っているか。
そこにばかり、目を向けていたのです。

その見方が変わったのは、
母を見送ったときでした。
私の母は、認知症でした。

晩年は、あんなに人と話すのが好きだったのに、
まわりから少しずつ人が離れていって、
ひとりで過ごす時間が増えていきました。

正直に言うと、当時の私は、
母の人生をどこかで

「特別なものは何も残せなかった人生だ」と、
足りないものばかりを見ていた気がします。

でも、葬儀や法事の席で、
いろんな方が母の思い出を話してくれたんです。

「あの人と話すと、ほっとした」
「いつも笑って迎えてくれた」

誰ひとり、母の実績や肩書きの話は
しませんでした。

みんなが覚えていたのは、
母と過ごした時間に感じた、
あの温かさだったのです。

そのとき、ようやく気づきました。
人の心に残るのは、立派な実績ではなく、
「その人といて、どんな気持ちになったか」。

私はこれを、
「感情の存在感」と呼んでいます。
きっと、あなたにもあります。

あなたと過ごして、ほっとした人。
あなたの一言に、救われた人。

あなた自身は覚えていなくても、
相手の心の中に、静かに残っているもの。

ただ、その「自分が残してきた温かさ」は、
ひとりで考えていると、
なかなか見えてこないものなんですよね。

自分のことになると、
私たちはどうしても、
足りないところばかりに
目がいってしまいますから。

だからこそ、もし今、
「自分には何もない」と感じているなら、
その気持ちを、一度どこかで
言葉にしてみてほしいのです。

誰かに話すだけで、
自分でも気づいていなかった
温かさの輪郭が、
ふっと見えてくることがあります。

もしよかったら、
あなたの話を聞かせてください。
うまくまとまっていなくて、大丈夫です。
答えを出さなくても、大丈夫です。

私がお受けしている電話相談は、
気持ちを整える必要のない、
そのまま話していい時間です。

ひとりで抱えていたものを、
ただ、そっと置いてみる。
その時間が、心を少し
軽くしてくれるかもしれません。

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