サロン・教室オーナーがLPを作る前に決めるべき3つのこと——準備なきLP制作が「反応ゼロ」で終わる理由

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ビジネス・マーケティング

はじめに——

LP制作で最も多い失敗の正体
「やっとLPを作ったのに、まったく反応がない」
そういう相談を、本当によく受けます。

お金も時間もかけて作ったのに、問い合わせゼロ。予約ゼロ。
「やっぱり私には無理だったのかな」
と諦めかけている方も少なくありません。

でも、話を聞いてみると、ほぼ毎回同じ原因にたどり着きます。

「作る前に決めるべきことを、決めずに作ってしまった」

LPはデザインツールではありません。
設計図なき建築と同じで、
土台が曖昧なまま作っても、どれだけ見た目が綺麗でも機能しません。

今日は、LP制作を依頼する前——
あるいは自分で作る前に——
必ず決めておくべき3つのことをお伝えします。

これを読んでから動くのと、読まずに動くのとでは、
結果に雲泥の差が出ます。

決めるべきこと①「誰に届けるか」を一人に絞る

LP制作で最初にやるべきことは、ターゲットを限界まで絞り込むことです。

これをマーケティングの世界では「ペルソナ設定」と呼びます。

ペルソナとは、あなたの理想のお客様を
「実在する一人の人間」として具体的に描いたものです。
年齢・職業・家族構成・生活習慣・価値観・悩み・お金の使い方まで、
まるでその人が本当に存在するかのように細かく設定します。

「30代女性・会社員」では、ペルソナとは言えません。

「33歳・編集ライター・世田谷区在住・一人暮らし・年収510万円・人と被ることを嫌い自分らしさを大切にしている・インディブランドが好きで口コミよりも作り手のストーリーで購買を決める女性」——

ここまで解像度を上げて、初めてペルソナと呼べます。

実際に私が大手企業のブランド開発を担当していた際、
経営戦略の現場では以下のような資料を作成していました。
※当時作成したものに寄せて再現しました。

藤澤 質問コーナー (3).png

【実際のペルソナ資料より抜粋】
早川 瑞樹(はやかわ みずき)・33歳・編集ライター
東京都世田谷区下北沢在住。賃貸ワンルーム・一人暮らし。年収510万円。
平日は取材・記事執筆・編集作業をこなしながら、
帰り道にセレクト書店や個人経営カフェに立ち寄るのが日課。
休日は下北沢の小さなギャラリーや古着屋を巡り、ZINEショップを探訪する。
情報収集はInstagramとnoteが中心。
インフルエンサーの口コミは
「フォロワー数より思想・制作物が合う人のみ信用」し、
レビューサイトは「仕組化されすぎているため半信半疑」という
スタンスを持つ。
深層心理(インサイト):
「本当は『人からセンスがある・面白い』と評価されたい。
独自ルートで発見したものに希少性・優越感を得たい気持ちがある。
自分だけが知る特別感・群れでいられる安心感への欲求」

ここまで読んで、こう思った方もいるかもしれません。
「そこまでやるの?」と。

でも、これがプロのペルソナ設定の現実です。
大企業が何億円もかけてブランド開発をするとき、
必ずここまで掘り下げます。

なぜなら、ここまで解像度を上げて初めて
「この人の心に刺さる言葉」が生まれるからです。
サロンや教室のLPも、原理は同じです。
ここまで細かく作る必要はありませんが、少なくとも
顔が浮かぶ一人」を頭の中に描いてから言葉を選ぶこと——
これがLP制作における最初の、そして最も重要なステップです。

「サロンに来てくれる人なら誰でも」
「教室に興味がある方全員に」
この考え方が、反応ゼロLPを量産する最大の原因です。

なぜ「全員向け」は誰にも刺さらないのか。

人は自分ごととして感じた言葉にしか反応しません。
「忙しい女性におすすめのサロンです」という言葉と、
「子育て中で自分の時間が取れないママが、
1時間だけ自分を取り戻せるサロンです」という言葉。
どちらに「これ、私のことだ」と感じますか?

答えは明白です。

一人に絞るための3つの質問
LPを作る前に、この3つに答えてみてください。
① 今いるお客様の中で、一番来てほしい人はどんな人ですか?
年齢・職業・家族構成・悩み・生活スタイルまで具体的に。

② その人は今、何に一番困っていますか?
表面的な悩みではなく、「本当は何が辛いのか」まで深掘りする。

③ あなたのサービスで、その人の何が変わりますか?
施術の内容ではなく、
その人の「生活」や「気持ち」がどう変わるかを言葉にする。

この3つに答えられたとき、LPの言葉は初めて「刺さる言葉」になります。

決めるべきこと②「何をしてほしいか」をひとつに絞る

LPには、明確なゴールが必要です。

予約してほしいのか
LINE登録してほしいのか
問い合わせしてほしいのか
資料請求してほしいのか

これを曖昧にしたまま作ると、
読んだ人が「で、結局何をすればいいの?」と迷って離脱します。

「あれもこれも」が全部を台無しにする

よくある失敗パターンがこれです。
「予約はこちら」ボタン
「LINE登録はこちら」ボタン
「お問い合わせはこちら」ボタン
「資料請求はこちら」ボタン
選択肢が多いほど、人は動けなくなります。

これは心理学で「決定回避の法則」と呼ばれる、人間の本能的な反応です。

LPのゴールはひとつだけ。
「このページを読んだ人に、次にどの1つのアクションを取ってほしいか」を先に決めてから作り始めてください。

決めるべきこと③「なぜあなたなのか」を言葉にする

3つの中で、最も多くの人が後回しにしてしまうのがこれです。

USP(ユニーク・セリング・プロポジション)——
あなただけの強みを言語化すること。

「丁寧な施術を心がけています」
「アットホームな雰囲気です」
「初心者でも安心です」
これらは残念ながら、USPではありません。

同業者のページを開けば、ほぼ同じ言葉が並んでいます。

本当のUSPを見つける3つの問い
① あなたのお客様が、他のサロス・教室ではなく
「あなたを選んだ理由」は何ですか?
過去のお客様に実際に聞いてみるのが一番正確です。

② あなたが当たり前にやっていることで、
他がやっていないことは何ですか?
自分にとって「普通のこと」が、
実はお客様にとって「すごいこと」である場合がほとんどです。

③ あなたのサービスを受けた後、
お客様の生活はどう変わりましたか?
「綺麗になった」ではなく、
「娘の結婚式で自信を持って笑えた」という具体的なストーリーが、
最強のUSPになります。

まとめ:LP制作前のチェックリスト

LP制作を依頼する前に、以下を確認してください。
届けたい「一人」を具体的に描けている
✅ LPのゴール(取ってほしいアクション)をひとつに絞った
✅ 「なぜあなたなのか」を自分の言葉で説明できる

この3つが揃ってから、初めてLP制作をスタートしてください。
逆に言えば——
この3つが揃っていれば、
文章が書けなくても、
写真がなくても、
Webが苦手でも大丈夫です。
あとはプロが、あなたの想いを言葉とデザインに翻訳します。

「3つ考えてみたけど、これで合っているか不安」
「自分のUSPが何なのか、うまく言葉にできない」
そのお悩みも含めて、まるごとお聞きします。
ヒアリングから一緒に整理していきますので、準備ゼロでも大丈夫です。
あなたの想いを聞くところから、一緒に始めましょう。


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