「自分の親から犯人扱いされる母の話」

記事
コラム


前回は
祖父が亡くなったあと
祖母は通帳、カード、お金が
娘、婿に盗まれたと言うようになり
家族を超えて
近所、親戚、警察にまで訴えるようになりました。
その対応で母はどんどん疲弊していたことを書きました。


今回は母サイドになり
母の気持ちを考えてみました。

きっと母は
実の親から犯人扱いされる悲しさ
夜中に何度もかかってくる電話対応で
体力的な消耗
何度訂正してもわかってくれない無力感
正しいことを伝えても
また次の日には犯人になってしまう怒り
この先大丈夫だろうかという不安
自分の親がおかしいと認めたくない
まだ先だろうと思っていた
介護が急に自分にのしかかってくる恐怖を
感じていたのだと思います。

医療や介護の現場で認知症の方と
関わる機会がなければ、
認知症の症状を具体的に知ることは
なかなかありません。

テレビやドラマで見る
認知症の方は
同じことを繰り返してはなしている
迷子になっているなど
ほんの一部の症状しか
描かれていません。

認知症の症状には、
その人なりの理由や背景があることが多いと思います。

対応の仕方がわからないのは
自然なことです。

認知症介護で困ってる方は
母のような気持ちの方がたくさんいると思います。

現場で働いている時は
患者さんの治療がメインで
家族の話をゆっくり聞くことは
できませんでした。
祖母が認知症になり
介護する母をそばでみて
家族はこんな気持ちになるのかと
再確認できたできごとでした。
これがきっかけでご家族の気持ちをゆっくり
聞きたいと思うようになりました。

今、母と同じようなことで
困っている方は
ひとりで抱え込まなくて大丈夫です。
状況を整理し
ご家族が少しでも楽になる関わり方を
一緒に考えましょう。

次回はおかしな言動が増えていった祖母の気持ちを
孫目線で考えてみたいと思います。


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