「何もしてあげられない…」認知症の家族が入院した時にできる関わり

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コラム

認知症のご家族が入院し、
「何を準備したらいいのかわからない」
「もう現場に任せるしかないのかな…」
そんなふうに感じたことはありませんか?

今回は、認知症の家族が入院したとき
医療職が思わず
「もっとこの人のことが知りたい」
「話しかけたい」と感じる
ベッドサイドの環境づくりについてお話しします。

はじめに大切な前提として
私たち医療職は
患者さん一人ひとりに平等に対応しています。

ただ、ほんの少しの工夫で

・話しかけてもらえる機会が増える
・その人らしさを理解してもらえ
・結果としてリハビリの質が上がる

そんな場面を、私は現場で何度も見てきました。

スマホ・携帯が使える方の場合
前回お伝えした
メールでの関わりはとても有効です。
これはぜひ、そのまま続けてみてください。

スマホ・携帯が使えない方の場合
「じゃあ、何をしたらいいの?」
そう思われる方も多いと思います。

例えば――
📅 カレンダーを使った工夫
1か月が分かるカレンダーに

・楽しみにしているテレビ番組
・「〇月〇日 入院して〇日目」

などを一言書いて、テーブルに置いておきます。
ただ置くだけではなく
一言添えることがポイントです。

「今は入院中なんだ」と
振り返るきっかけになります。

家族の誕生日や、お孫さんの発表会など
本人・家族にとって大切な予定を書いておくのも効果的です。

📷 写真を使った工夫
・家族の写真
・ペットの写真
・大切に育てていた植物の写真

これらを置いておくだけでも
会話のきっかけになります。

入院で混乱していても
写真を見ながら医療職と話すことで
安心につながり、
不穏が軽減することがあります。

現場で実際にあった話ですが
大切に育てていた植物の写真を見ながら
セラピストと日々の生活の話の中で
「もう一度、花に水をあげたい」
その思いに気が付き
「歩けるようになりたい」
と、リハビリに前向きになった方がいました。

こうした場面を
私は何度も現場で見ています。

入院の不安やストレスから
一時的に攻撃的な言動が見られたとしても
その人らしさが伝わる
ベッドサイドの環境があれば
「本来はこんな人じゃない」
と、医療職にも理解してもらいやすくなります。

最後に
ここでお伝えしたのは、ほんの一例です。
準備に、特別な労力が必要なわけではありません。

認知症の家族が入院することになり、どうしたらいいかわからない
入院で悪化してしまわないか不安
面会できなくても、何かできることをしてあげたい
そう感じている方へ。

一人で抱えず、話してみませんか?

電話・チャット・メッセージ
あなたの状況に合った方法でお話を伺っています。
「何から考えたらいいのか分からない」
そんな状態でも大丈夫です。
今の状況を一緒に整理するところから、
お手伝いできたらと思っています。


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