提出前に崩壊するExcelは、直前に直しても来月また戻る

提出前に崩壊するExcelは、直前に直しても来月また戻る

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コラム
提出前になると、やることが増えます。
「最後に数字だけ合わせよう」
そう思って開いたExcelが、重い。

行が増えている。列も増えている。
フィルターをかけると、想定より少ない。
ピボットは合わない。

そしてファイル名が増える。
提出用.xlsx
提出用_修正.xlsx
提出用_修正2.xlsx
この時点で、もう“直す作業”が始まってます。

――――――――――
ここで起きているのは、事故じゃありません。
前段のズレが、提出前にまとめて見えるだけです。

提出直前に崩れるExcelは、流れが決まっています。

入力の揺れ(その場では進む)

最初に混ざるのは小さい違いです。
得意先名の表記。日付の形。単位。空欄の扱い。
作業者は真面目だから、埋めたり揃えたりします。
その場では「見やすくなった」で終わる。

“ちょい足し”が入る(ここから戻りづらい)

提出用に列を足す。
見出しを途中に入れる。
区切りのために空行を入れる。
小計行を入れる。

この段階で、表は“1枚の表”じゃなくなり始めます。
本人は整えたつもりなので、履歴として残らないのも厄介。

確認用の表が増える(疲れが増える)

数字が合わない。
だから確認表を作る。
「この表で照合すれば安心」
安心は増えるけど、作業も増えます。

確認表が増えると何が起きるか。
元データを直しても、確認表が直らない。
確認表を直すために、またコピペが入る。
結果、どれが正か分からなくなる。

提出直前の合わせ込み(その場は通る)

最後は力技です。
数字を合わせる。件数を合わせる。
提出は間に合う。

でも翌月、同じ場所でまたズレる。
直したのは④で、原因が①〜③に残っているから。

――――――――――
ここで、やり方を変えるポイントがあります。

提出前に「数字を合わせる」より先に、
崩れ方を分けるんです。

・入力が揺れている箇所はどこか
・表が途中で途切れている箇所はどこか
・コピペで増えている箇所はどこか
・確認表が増殖している箇所はどこか

この4つを整理すると、
「直す」より「戻らない」方向に進みます。

提出前の地獄って、気合いで減らせない。
構造を見ないと減らない。
私はそういう現場を何度も見てきました。

整えたいけれど
どこから触るべきか分からない場合は
一度、構成を確認しています。
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