提出前に崩壊するExcelは、直前に直しても来月また戻る
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コラム
提出前になると、やることが増えます。
「最後に数字だけ合わせよう」
そう思って開いたExcelが、重い。
行が増えている。列も増えている。
フィルターをかけると、想定より少ない。
ピボットは合わない。
そしてファイル名が増える。
提出用.xlsx
提出用_修正.xlsx
提出用_修正2.xlsx
この時点で、もう“直す作業”が始まってます。
――――――――――
ここで起きているのは、事故じゃありません。
前段のズレが、提出前にまとめて見えるだけです。
提出直前に崩れるExcelは、流れが決まっています。
① 入力の揺れ(その場では進む)
最初に混ざるのは小さい違いです。
得意先名の表記。日付の形。単位。空欄の扱い。
作業者は真面目だから、埋めたり揃えたりします。
その場では「見やすくなった」で終わる。
② “ちょい足し”が入る(ここから戻りづらい)
提出用に列を足す。
見出しを途中に入れる。
区切りのために空行を入れる。
小計行を入れる。
この段階で、表は“1枚の表”じゃなくなり始めます。
本人は整えたつもりなので、履歴として残らないのも厄介。
③ 確認用の表が増える(疲れが増える)
数字が合わない。
だから確認表を作る。
「この表で照合すれば安心」
安心は増えるけど、作業も増えます。
確認表が増えると何が起きるか。
元データを直しても、確認表が直らない。
確認表を直すために、またコピペが入る。
結果、どれが正か分からなくなる。
④ 提出直前の合わせ込み(その場は通る)
最後は力技です。
数字を合わせる。件数を合わせる。
提出は間に合う。
でも翌月、同じ場所でまたズレる。
直したのは④で、原因が①〜③に残っているから。
――――――――――
ここで、やり方を変えるポイントがあります。
提出前に「数字を合わせる」より先に、
崩れ方を分けるんです。
・入力が揺れている箇所はどこか
・表が途中で途切れている箇所はどこか
・コピペで増えている箇所はどこか
・確認表が増殖している箇所はどこか
この4つを整理すると、
「直す」より「戻らない」方向に進みます。
提出前の地獄って、気合いで減らせない。
構造を見ないと減らない。
私はそういう現場を何度も見てきました。
整えたいけれど
どこから触るべきか分からない場合は
一度、構成を確認しています。
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