何かを選択する時、
例えば、ケーキを買おうと思ってお店を選ぶとき。
「今日はイチゴが食べたい気分だから、イチゴのショートケーキを」
そう思えば、イチゴショートが美味しいあの店に行こう、と決めます。
今の気分。
食べたいもの。
自分の好きなものを基準に、人は自然と選択しています。
住みたい場所や車など、
貯金から出すとなると、色々な情報を集めて検討しますが、
最終的に選ぶのは「自分が気に入ったもの」になることが多いでしょう。
さまざまな選択には、
自分にとって好感があるもの、気分が上がるもの、
やりがいを感じられるものを選ぶはずです。
けれど、好感を持って選択したはずなのに、
実際に使ってみたら合わなかった、ということもしばしば起こります。
では、人間関係はどうでしょうか。
初めは好感があり、話すととても気が合い、意気投合した。
そんな経験は、誰にでもあると思います。
けれど生きていく中で、
その人間関係につまずくことは少なくありません。
それは、幼いころから大人になっても、
そして老後になっても起こり得ることです。
人との関わりの中で深く傷つき、
そのダメージが大きければ、
それをずっと抱え込んでしまうこともあります。
なかなか癒えず、
まるで今日起きた出来事のように、
その痛みを繊細に思い出してしまうこともあるでしょう。
それを心の奥にしまい込み、
何事もなかったかのように振る舞う。
それが「大人だから」と思ってしまうこともあります。
でも、傷つくことに、子どもも大人もありませんよね。
ひとつ言えることがあるとすれば、
素直で、正直で、誠実で、優しい心を持っているからこそ、
人は深く傷つくのだと思います。
だから、もし勇気を出して、
自分の傷と向き合う時が来たなら、
きっと気づけるはずです。
素直な自分。
正直でまっすぐな自分。
誠実で、優しい心を持つ自分がいたから、
あの時、傷ついたのだということに。
そういう視点で見つめ直すと、
「傷ついた、かわいそうな自分」ではなく、
「きれいな心、誠実な心を持っていた自分」を
そっと慰めることができます。
そして、その傷さえも、
抱きしめたくなる日が来るかもしれません。
最後まで読んで下さり
ありがとうございました。
「もし、今の自分の気持ちを
整理したい、聞いてほしいと思ったら、
その時は、静かに声をかけてください。」