【住宅ローン】返済がキツい=借り過ぎ これは早計

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お主
住宅ローンの返済が苦しさゆえに、借り過ぎたと思っておるな?

確かに、返済額が家計を圧迫しておるなら、疑いたくもなる。
されど拙者、これまで数多の家計を斬ってきたが――
返済がキツい原因が“借り過ぎ”である者は、実は少数派である。
真の原因がわからず、枝葉末節に終始しておるものが多い。

■ まず見るべきは「返済比率」
住宅ローン診断でよく語られるのが
「返済比率は25〜30%が目安」という話があろう?
これは間違いではない。

しかし、ここで思考を止めてはならぬ。
返済比率が30%を下回っておっても
「苦しい」と感じる家計は山ほどある。

逆に、30%を少し超えていても
余裕をもって回っている家計も存在する。
なぜか?

■ 家計は“ローン単体”では回らぬ
答えは明白。
住宅ローンは家計の一部にすぎぬからである。

拙者が必ず見るのは、次の三点。
・固定費比率
・貯蓄率
・保険料

たとえば――
返済比率25%でも、
通信費・保険・サブスクで固定費が膨れ上がっておれば
家計は簡単に詰む。

また、
返済後に貯蓄がほとんど残らぬ家計は
突発的な支出に耐えられぬ。
これを「苦しい」と感じるのは当然であろう。

■ 「ローンが原因」と思い込む危険
問題は、ここで多くの者が
「住宅ローンを見直さねば」と考えてしまう点にある。
借り換え、繰上返済――
確かに有効な一手ではある。

されど、
家計全体を見ずにローンだけに終始するのは、木を見て森を見ぬ行為。
真に見るべきは、
「この返済額を抱えた家計が、健全に回っておるか否か」。

■ 一度で見るべき数字は、すべて揃っておるか?
住宅ローン返済がキツいと感じた時こそ、
次を一度で確認すべきである。
・収支バランス
・固定費の重さ
・保険料の適正

これらをバラバラに見ても意味はない。
“家計としてどうか”を、まとめて見る必要がある。

■ 拙者の家計診断は「点」ではなく「線」
拙者が行う家計診断では、
直近1カ月の家計をもとに

・住宅ローン返済比率
・固定費比率
・貯蓄率
・保険の過不足
・資産形成の方向性
これらを一気に可視化する。

「借り過ぎか否か」ではなく、
「今の家計で、このローンは適正か」
そこを一刀で見極めるのである。



■ 結び
住宅ローン返済がキツいからといって、
即「借り過ぎ」と決めつけるのは早計。
苦しさの正体は、
ローンではなく家計の構造に潜んでおることが多い。
まずは己の家計を知ること。

それなくして、正しい一手は打てぬ。

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