EC配送、複数業者は本当にお得?「判断コスト」で見直す1社化

EC配送、複数業者は本当にお得?「判断コスト」で見直す1社化

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ビジネス・マーケティング
配送業者を選ぶとき、多くの現場は送料の安さで比較します。もちろん送料は大切です。ただ、EC運営を長く回してきた実感として、安さと同じくらい効くのに見落とされやすいのが「判断コスト」です。

ここでは、あえて配送業者を1社にまとめるという選択肢について、実務の目線でお伝えします。

送料は安いのに、なぜか現場が忙しい

複数の配送業者を使い分けていると、1件ごとに小さな判断が積み重なります。今回はどの業者で出すか、発送通知の文面はどれか、問い合わせが来たらどの追跡番号を見るか——。

一つひとつは数十秒でも、日々の件数を掛けると、カスタマーサポートと出荷現場の両方でまとまった時間になります。送料の表を眺めているだけでは、この「見えない工数」は数字に出てきません。

1社にまとめると、消えるのは「確認の往復」

配送業者を1社に統一すると、まず発送通知の案内が1パターンで済みます。問い合わせ対応でも「どの業者だっけ」と調べる工程がなくなります。

人手が限られる体制ほど、この確認の往復が減る効果は大きく、対応の速さと一貫性がそろってきます。顧客から見ても、いつも同じ配送体験になるので安心感につながります。

数十円の差を、どちらのコストと比べるか

1社化で1件あたり数十円ほど送料が上がることはあります。ここで比べたいのは、その数十円と「判断に使っている時間」です。確認や迷いに割いていた時間を他の仕事へ回せるなら、割に合う場面は少なくありません。

配送業者ごとにサービスの考え方も違うため、複数併用は体験のばらつきを生むこともあります。

見直すときの視点

配送の1社化は、送料の最適化ではなく「判断を減らす設計」です。まずは自社の発送通知とCS対応の流れを一度たどってみて、「配送業者による分岐」がどれだけの手間を生んでいるかを確かめてみてください。

そこが重ければ、1社化は十分に検討する価値があります。

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